
木彫(もくちょう)とは木を素材とした木造彫刻の略語です。日本では、古来より木に命を吹き込む木彫文化が根強く息づいてまいりました。当初は宗教と深く結びついたものでしたが、次第に飾り物や食器などの工芸品として生活の中にも取り入れられ、明治の頃には芸術作品としての木彫も多く作られるようになりました。今回の収蔵コレクション展では、当館所蔵の木彫作品をご紹介いたします。彩色木彫の大家である平野富山「鏡獅子」・「立待月」・「聖徳太子尊像」をはじめ、日本の古典や歴史、仏教や神話を題材とした作品を制作している加藤義廉(現・巍山)「若武者」、兄弟共に木彫家であり超絶技法を駆使して一本の木から鳥や動物や静物を彫りだす神保雅(兄)「紅風」・神保琢磨(弟)「笑果」、童子の姿を通じて森羅万象に潜む命の根源や仏教的思想を追求した籔内佐斗司「かぶあげ童子」・「鰻登り」など、力強くも愛らしい作品の数々を展示いたします。併せて、当館所蔵の日本画より選りすぐりの作品も紹介いたします。
<開催概要>
展覧会名: 収蔵コレクション展「木彫の世界」
開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
開催期間: 2026年9月15日(火)―11月8日(日)
開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
休館日: 月曜日
※ただし、9月21日(月)・10月12日(月)、11月2日(月)は開館、10月13日(火)は休館