長谷川町子美術館

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    これからの展覧会


    • 収蔵コレクション展「人物を描く」
      2024年4月6日(土)~7月21日(日)

      今回の収蔵コレクション展「人物を描く」では、さまざまな画家による人物表現と、それらモデルとの関係性や心情までもが読み取れる作品を、当館収蔵作品の中から選りすぐって展示いたします。シャガールの愛に満ちた作品「花とエッフェル塔」、ピカソのサルタンバンク(旅芸人)シリーズの最初の作品「貧しき食事」、藤田嗣治の少女をモチーフにした「椅子に座る少女」、画家自身の娘の成長を描いた藤井勉「そよかぜ」、池田清明「初絵」、きまったモデルを描き続けた森本草介「花模様」やセピアで描かれたデッサンなどが並びます。また、特別展示として、油彩画家・岸田劉生(1891-1929)が娘・麗子を描いた作品を紹介いたします。今年は、岸田麗子(1914-1962)生誕110年の年でもあります。劉生は麗子をとてもかわいがり、その姿をあらゆる技法を用いて絵の中に留めていきました。油絵だけでも20点以上、デッサンや水彩・墨絵などは70点以上にも上ります。当館では麗子像の水彩画3点を所蔵しており、今回「麗子立像」「麗子洋装之像」「麗子」(座像)を一堂に展示いたします。また、麗子の娘である画家・岸田夏子氏の作品も併せて紹介します。

       会期中、下記の日程で、岸田夏子氏に母・麗子の人間像やその生涯を語っていただくギャラリートークも開催いたします。

      展覧会名:                収蔵コレクション展「人物を描く」

      開催場所:                長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

      開催期間:                2024年4月 6日(土)―7月21日(日)

      開館時間:                10時~17時30分(受付締切16時30分)

      入館料:         一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

      休館日:                    月曜日(ただし、4/29(月)・5/6(月)・7/15(月)は開館、4/30(火)・5/7(火)・7/16(火)は休館 )

      催し物:    ギャラリートーク 岸田夏子氏

              2024年4月20日(土)14時~ 長谷川町子美術館2階展示室 定員20名※要予約(入館者対象)

      お問い合わせ:       一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766



    過去の展覧会


    • 収蔵コレクション展「春よ来い」
      2023年12月9日(土)—2024年3月24日(日)

      田渕俊夫《早春》紙本彩色 40号 1977年

       9月の気象庁の予報では、2023年~2024年にかけての冬は暖冬傾向にあり、一時的に大雪が降る可能性があると発表されました。世界中が抱えている地球温暖化の問題は、年々深刻さを増しているように思われます。それでもやはり、暦が12月になれば、それだけで肌寒くせわしなく感じるのですから、長年染みついた人の体感というのは、そうそう変わるものではないのだなと痛感させられもいたします。

       さて、このたび長谷川町子美術館で開催いたします収蔵コレクション展「春よ来い」は、冬の寒さを耐え忍んだ後のあたたかな春を待ちわびる気持ちはもちろんですが、それだけではない、人それぞれが心に思うところの春を総称しての「春よ来い」をテーマにいたしました。いうなれば、人生の応援歌です。人は人生を四季になぞらえて、それによって救われてもまいりました。春が来て、夏になり、秋が来て、冬になる。そしてまた、春が巡ってくる。人は再生と消滅とを繰り返しながら、まるで人生の大河を渡っていく小さな笹舟のようでもあります。今回は、当館の収蔵作品788点の中から、1階展示室には吉田善彦「伊吹浅春」、田渕俊夫「早春」など冬の寒さと春の気配が感じられる作品を、2階展示室には速水御舟「山ざくら」、那波多目功一「爛漫の春」など、春を代表する花・梅や桜をモチーフに描いた作品を選りすぐって一堂に展示いたします。

       これらの作品が、皆様それぞれの「春」に呼応して、元気の原動力になりましたら幸いです。

      速水御舟《山ざくら》絹本金地彩色 27.0×24.0㎝ 1925年

      <開催概要>

      展覧会名:                収蔵コレクション展「春よ来い」

      開催場所:                長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

      開催期間:                2023年12月 9日(土)―2024年3月24日(日)

      開館時間:                10時~17時30分(受付締切16時30分)

      入館料:         一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、

      中学生・小学生 400(300)円

      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

      休館日:                    月曜日(ただし、1/8(月)・2/12(月)は開館、1/9(火)・2/13(火)は休館 )

               年末年始(2023年12月28日(木)~2024年1月5日(金))

      お問い合わせ:       一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • 収蔵コレクション展「異国の風景」
      2023年8月5日(土)―11月26日(日)

      荒井孝「光采」 紙本彩色 40号

       

       長谷川町子は昭和39年(1964年)、海外旅行が自由化されると共に、その年の7月にはヨーロッパ旅行へ出かけています。その後も外遊は続き、あるときは姉と二人、あるときは母親をつれて、あるときは妹とふたりと、生涯で巡った国は20数ヵ国にも及びます。全ては町子の未知なるものへの好奇心のなせるわざでありました。町子が姉の毬子と美術品の蒐集を始めたのが昭和30年頃からで、それらの美術品の中には海外の風景をモチーフにした作品も少なくありません。今回の収蔵コレクション展「異国の風景」では、画家が自ら外国に取材した作品や、異国の地に思いを馳せて描いた作品などを収蔵作品の中から選りすぐり、展示紹介いたします。中国の大自然を描いた東山魁夷「江畔放牧」、加山又造「彷北宋青緑山水」、シルクロードに取材した平山郁夫「月下らくだ行」、「アフガン人」、九寨溝を描いた楊紹良「聚寶天池」、インドに取材した荒井孝「光采」、ヴェネツィアのゴンドラを描いた松村公嗣「舟唄」、フランスで絵を学んだ荻須高徳「ポスターのあるベルヴィール風景、パリ」やユトリロの「マロールの教会」など、魅惑的な異国の風景が並びます。
       今年からようやく規制も緩和され、海外旅行にも自由に行けるようになりました。久しぶりにリフレッシュされて帰国された方も多かったことでしょう。まだなかなか海外へは…という方々にも、今回の収蔵コレクション展「異国の風景」が、異国の地への憧れと感動をもたらしてくれるものになることを願っております。

      <開催概要>
      展覧会名: 収蔵コレクション展「異国の風景」
      開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
      開催期間: 2023年8月 5日(土)― 11月26日(日)
      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、
      中学生・小学生 400(300)円
      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
      休館日: 月曜日(ただし、9/18(月)・10/9(月)は開館、9/19(火)・10/10(火)は休館 )
      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • 収蔵コレクション展「日本の四季」
      2023年3月1日(水)―7月23日(日)

      平子真理《秋映ゆる》紙本彩色 50号

       長谷川町子美術館は、2022年11月28日(月)~2023年2月28日(火)の間、改修工事のためにしばらく休館いたします。改修工事後の初の展覧会は、収蔵コレクション展「日本の四季」と題して、当館収蔵作品788点の中から春・夏・秋・冬のそれぞれのテーマの作品を選りすぐり、日本の四季のすばらしさをご紹介いたします。
      春は、東山魁夷の白い馬シリーズの一つ「春を呼ぶ丘」、福島県三春の滝桜を描いた三栖右嗣「爛漫」をはじめ桜の銘品がそろいます。夏は、草いきれのこもる緑の道を描いた北野治男「夏に」、夏の夜空を彩る花火を描いた伊藤深游木「夢」。秋は、紅葉の中にたたずむ野生の鹿たちを描いた平子真理「秋映ゆる」、空高く飛ぶ鳥を銀杏の枝葉越しにとらえた三橋楊子「そらへ」。冬は白銀の世界を描いた加山又造「雪」「雪ノ林道」、雪原の中でたくましく生き抜く動物たちを描いた小山硬「釧路」「釧路湿原」など、日本だからこそ味わえる四季特有の空気感を、これらの作品を通じて感じていただければ幸いです。
      昨今、地球の温暖化により、日本の季節感もその色合いを確実に変化させてきています。世界に誇れる「日本の四季」を過去のものとしてしまわないように、未来へむけて大切に育んでいきたいものです。

      <開催概要>
      展覧会名: 収蔵コレクション展「日本の四季」
      開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
      開催期間: 2023年3月 1日(水)― 7月23日(日)
      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、
      中学生・小学生 400(300)円
      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
      休館日: 月曜日(ただし、7月17日(月・祝)は開館、7月18日(火)は休館 )
      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • 収蔵コレクション展「机上の世界」
      2022年8月6日(土)―11月27日(日)

      高梨芳実「窓辺の百合」油彩 80号

       一昨年来のパンデミックは、私たちに自宅で過ごす時間を十分なほど与えてくれました。それによって、いかに快適な生活空間を作り出すかを考えさせられた時間でもありました。日常の生活の中に、仕事も勉強も遊びも全てもが入り込んできて、パンクしてしまいそうになった方も多くいらしたことでしょう。ここ数年で、一般家庭から出された粗大ごみが倍増、同時にペットを飼う人も増加したと聞いています。
       今回の収蔵コレクション展「机上の世界」では、生活の中にある身近な命の息遣いや美しさを描いた作品を展示します。机上という限られた空間の中で展開される世界は、私たちの生活の中に彩りや癒しを与えてくれる場でもあります。そんな日常の中にある美に、あらためて気づかされる展覧会です。油彩でありながら点描で軽やかに描かれた岡鹿之助「三色すみれ」「献花」、どこまでも白く透明な世界が続く平澤篤「bianco」、窓辺の光を浴びて美しく咲き誇る高梨芳実「窓辺の百合」「デルフィニウム」、生命の根源に迫り続けた磯江毅「収穫」など、物がそこに存在する意義や生命力を、作品を通して感じていただけたら幸いです。

      <開催概要>
      展覧会名: 収蔵コレクション展「机上の世界」
      開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
      開催期間: 2022年8月 6日(土)~ 11月27日(日)
      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、
      中学生・小学生 400(300)円
      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
      休館日: 月曜日(ただし9/19(月)・10/10(月)は開館、9/20(火)・10/11(火)は休館)               
      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • 収蔵コレクション展「京を彩る舞妓たち」
      2022年4月23日(土)―7月24日(日)

      だんだんと世の中が春めいてまいりました。今年のゴールデンウイークに向けて、旅行の計画を立てられている方も多くいらっしゃることでしょう。しかしながら、ここ数年猛威をふるっている新型コロナウイルスのために、私たちはなかなか思うようにレジャーを楽しめずにいるのが現状です。「そういえば、最近京都に行ってないなあ…」などとぼやいている人も少なくないはずです。そんな方々のために朗報です。長谷川町子美術館では収蔵コレクション展「京を彩る舞妓たち」を開催いたします。古都に息づく伝統文化と、そこで芸を磨く舞妓さんたちの姿を、何度も花街に取材して描き出した弦田英太郎の作品を中心に展示いたします。まだ幼さの残る舞妓さんの素顔を描いた「ひとりあやとり」「京舞妓」、舞妓から芸妓へと変わっていく過程が描かれた「さっこう」「黒髪」など、油絵具で丹念に描かれた画面からは、可愛らしさと同時に妖艶な色香まで漂ってきます。それらの作品にこめられた作家のことばには、少女たちへの熱い眼差しと純粋な愛情も見て取れます。また今回は、長納魚竹「花魁」、平野富山「立待月」「鏡獅子」など、木彫作品もご紹介します。特に平野富山は国立劇場のロビーを飾る平櫛田中「鏡獅子」の彩色も担当しており、その技量は折り紙付きです。他にも、岩橋英遠「紅アジサイ」「富貴」「芙蓉」、松尾敏男「夕象」「宵牡丹」など、美しくも可憐な花々を描いた作品も展示します。
      春の行楽シーズン、どこに行こうかと悩んでいる方は、長谷川町子美術館の舞妓さんたちに会いにきてください。そこには非日常の世界が広がっています。

      <開催概要>
      展覧会名: 収蔵コレクション展「京を彩る舞妓たち」
      開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
      開催期間: 2022年4月 23日(土)~ 7月24日(日)
      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
      入館料:     一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
      休館日: 月曜日(ただし、7月18日(月・祝)は開館、7月19日(火)は休館 )
      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • 収蔵コレクション展「春爛漫」
      2022年1月22日(土)~4月10日(日)

      三栖右嗣「水辺爛漫」1999年

      新しい年を迎え、長谷川町子美術館では収蔵コレクション展「春爛漫」を開催いたします。
      那波多目功一「雪舞」・「雪中花」、松村公嗣「どんど」、並木恒延「雪譜」など、春を待ちわびる作品と共に、当館珠玉の桜をモチーフにした作品を一堂に展示いたします。今年は久しぶりに三栖右嗣の桜のシリーズ「水辺爛漫」・「爛漫」・「桜の径」もご覧いただきます。「水辺爛漫」は盛岡の米内浄水場の枝垂れ桜を、「爛漫」・「桜の径」はそれぞれ福島県三春の桜を描いた作品です。特に「爛漫」500号は、三春の滝桜を画面からはみ出してしまうほどの大きさで描いたダイナミックな作品で、まるで天から降り注ぐ様な枝垂れ桜の美しさと迫力に、誰もが驚かされることでしょう。また、三輪休雪や加藤孝造の陶芸作品、神保雅・神保琢磨兄弟の木彫作品など、自然のぬくもりと細やかな技が随所に光る作品の数々もご紹介いたします。

      新春とはいえ、まだまだ肌寒い日が続きますが、「春爛漫」展で、一足早い春をご堪能ください。

      <開催概要>
      展覧会名: 収蔵コレクション展「春爛漫」
      開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
      開催期間: 2022年1月 22日(土)~ 4月10日(日)
      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
      入 館 料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
      休 館 日: 毎週月曜日、ただし、3月21日(月・祝)は開館、3月22日(火)は休館
      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • アニメサザエさん展「あさひが丘大運動会」
      2021年10月9日(土)~2022年1月10日(月・祝)

      昨年からのコロナ禍で開催を見送っていたアニメサザエさん展が、今年、ようやく開催される運びとなりました。8月には東京オリンピック・パラリンピック・甲子園が開催され、緊急事態宣言下であっても、アスリートたちの活躍に感動し、一喜一憂なさった方も多かったのではないでしょうか。それだけスポーツのもつ力というものを強く感じた夏でもありました。今年のアニメサザエさん展も運動会がテーマです。題してアニメサザエさん展「あさひが丘大運動会」。みなさんも「あさひが丘」の住民になりきって、一緒に運動会を楽しみましょう。

      1階の展示室では、過去に放送されたアニメを楽しみながら、表彰台でサザエさんたちと記念撮影もできます。2階では、例年好評をいただいている「花沢不動産あさひが丘分譲」で、サザエさんの住む町あさひが丘の分譲を行っています。小さな木の家に思い思いの色を塗って、すてきなおうちを建てましょう。また、「サザエさん一家の運動会のある光景」では、原作サザエさんのエピソードを中心に、にぎやかな磯野家の運動会にまつわる出来事をカツオ君が紹介します。また、常設の「アニメの部屋」では、アニメサザエさんの制作過程をご紹介しています。運動会にまつわるアニメも御覧いただけます。

      今年のアニメ展開催にあたっては、皆様の安全を守るべく、ご来館時には必ずマスクをして、三密を避けながら、できるだけ静かに楽しく過ごしていただければと思います。

      そのためにも、次の3つのお約束を守ってください。

      1. 元気がありあまっているのはわかりますが、館内は走らないでください。
      2. 楽しくてしょうがないでしょうが、大きな声で話さないでください。
      3. めんどうくさいでしょうが、こまめに消毒してください。

      いつか「こんなアニメサザエさん展もあったよね」と全てが楽しい思い出になりますように、長谷川町子美術館スタッフ一同、皆さんといっしょに楽しく頑張ります!

      <開催概要>

      展覧会名: アニメサザエさん展「あさひが丘大運動会」

      開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

      開催期間: 2021年10月9日(土)~2022年1月10日(月・祝)

      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、

      大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

      休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始休館12/27~1/3

      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • 収蔵コレクション展「深く息を吸って-緑の世界」
      2021年4月 24 日(土)~ 9月26日(日)※会期延長

       昨年は、「長谷川町子(1920-1992)生誕百年」を記念して、新たにオープンした分館・長谷川町子記念館と共に、様々な展覧会を開催してまいりました。コロナ禍の中、御来館のお客様方には検温や消毒、マスクの着用など、多大なご協力を賜り、深く感謝しております。お蔭様で何事もなく、無事に桜の咲く春を迎えることができました。思い返せばこの一年間は、世界中の人々が一様に我慢を強いられた年でもありました。今年から、やっとワクチンも接種され始め、少しずつではありますが、私達はあたりまえの日常にむかって前進しています。ただ、やはり一年間も我慢を強いられてきたのですから、心身ともに疲れが出てくるのは仕方のないことです。
       この度、長谷川町子美術館では、「深く息を吸って-緑の世界」と題し、収蔵コレクション展を開催いたします。緑色は人の疲れをいやし、目を休ませ、緊張をときほぐし、穏やかな気持ちを与えることができる効果があるそうです。今回の展覧会では、タイトルにも使用した伊藤龍彦「深く息を吸って」、水口裕務「流れ」、藤井勉「杜の陽」などの油彩画や水彩画、那波多目功一「五月の頃」、松本勝「立夏」などの日本画など、自然をテーマにした美しい緑の風景が並びます。また、ガレやティファニーなど、草花をモチーフにしたガラス作品もご紹介いたします。まだ当分の間、館内ではマスクを着用していただかなければなりませんが、それでも思わず深呼吸をしたくなるような、そんなさわやかな空間を、皆様にお届け出来れば幸いです。
      どうぞゆっくりとご堪能ください。

      <開催概要>

      展覧会名: 収蔵コレクション展「深く息を吸って-緑の世界」

      開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

      開催期間: 2021年4 月 24日(土)~ 2021年7月 4 日(日)9月26日(日)※会期延長

      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

      休館日: 毎週月曜日(8/9と9/20は開館、8/10と9/21は休館)、メンテナンス期間7/12~16




    • 長谷川町子生誕百年記念
      収蔵コレクション展「長谷川町子が愛したものたち Ⅲ」
      2021年1 月 23 日(土)~ 2021年4月 11 日(日)

      長谷川町子(1920-1992)は、「サザエさん」や「意地悪ばあさん」などの漫画で得た収益をもとに、昭和30年頃から姉の毬子と美術品・工芸品の蒐集を始め、それらをより広く多くの方々にご覧いただくために、1985年11月3日、長谷川美術館をオープンいたしました。1992年、長谷川町子亡き後は、館名を長谷川町子美術館と改め、姉の毬子が館長として美術品蒐集を継続して行ってまいりました。その姉も2012年1月29日に亡くなり、長谷川姉妹によるコレクションは、この時点で終結したと言ってよいでしょう。こうして集められた作品は、日本画311点、洋画250点、工芸品195点、彫塑32点の総数788点にのぼり、年数回の収蔵コレクション展にて皆さまにご覧いただいております。

      昨年の2020年、長谷川町子生誕百年を迎え、長谷川町子美術館では収蔵コレクション展「長谷川町子が愛したものたち」を開催してまいりました。当館の収蔵作品の中でも、町子が自ら蒐集に携わった1992年(町子没年)までの作品を、三回に分けてご紹介する展覧会です。今回は、その第三弾となる展示となります。今回は特に、中村清治、山中雅彦、中川一政、香月泰男の油彩画と、能島和明、牧進、吉田善彦らの日本画、また、藤原啓、藤原雄、加藤唐九郎などの陶芸作品、藤本能道の色絵磁器など、約60点の作品を一堂にご紹介いたします。どの作品も、町子の鋭い審美眼と美術品に寄せる強い愛情が感じられる作品ばかりです。

      長谷川町子が見出した美の世界を、どうぞゆっくりとご堪能ください。

      <開催概要>

      展覧会名: 収蔵コレクション展「長谷川町子が愛したものたち Ⅲ」

      開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

      開催期間: 2021年1 月 23日(土)~ 2021年4月 11 日(日)

      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

      休館日: 毎週月曜日、展示替え期間、年末年始

      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

      公式サイト: https://www.hasegawamachiko.jp/




    • 長谷川町子生誕百年記念
      収蔵コレクション展
      「長谷川町子が愛したものたち  Ⅱ」

       長谷川町子美術館

      2020年10月10日(土)~2021年1月11日(月・祝)

      長谷川町子(1920-1992)は、「サザエさん」や「意地悪ばあさん」などの漫画で得た収益をもとに、昭和30年頃から姉の毬子と美術品・工芸品の蒐集を始め、それらをより広く多くの方々にご覧いただくために、1985年11月3日、長谷川美術館をオープンいたしました。1992年、長谷川町子亡き後は、館名を長谷川町子美術館と改め、姉の毬子が館長として美術品蒐集を継続して行ってまいりました。その姉も2012年1月29日に亡くなり、長谷川姉妹によるコレクションは、この時点で終結したと言ってよいでしょう。こうして集められた作品は、日本画311点、洋画250点、工芸品195点、彫塑32点の総数788点にのぼり、年数回の収蔵コレクション展にて皆さまにご覧いただいております。

      長谷川町子生誕百年を迎えた今年、長谷川町子美術館では収蔵コレクション展「長谷川町子が愛したものたち」を開催いたします。当館の収蔵作品の中でも、町子が自ら蒐集に携わった1992年(町子没年)までの作品を、三回に分けてご紹介する展覧会です。第一弾は、7月11日から9月27日までの会期で展示させていただきました。今回は、その第二弾となる展示となります。今回は特に、速水御舟、横山大観、小倉遊亀、杉山寧、平山郁夫らの優れた日本画の数々と、また、13代今泉今右衛門、13代酒井田柿右衛門、6代清水六兵衛などの陶芸作品など、約50点の作品を一堂にご紹介いたします。どの作品も、町子の鋭い審美眼と美術品に寄せる強い愛情が感じられる作品ばかりです。

      芸術の秋、長谷川町子が見出した美の世界を、どうぞゆっくりとご堪能ください。

      <開催概要>

      展覧会名:  収蔵コレクション展「長谷川町子が愛したものたち Ⅱ」

      開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

      開催期間: 2020年10 月 10 日(土)~ 2021年1月 11 日(月・祝)

      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

      入館料:  一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

      休館日: 毎週月曜日(ただし、11/23は開館、11/24は休館)、年末年始(12/28~1/4)




    • 長谷川町子生誕百年記念展

      収蔵コレクション展「長谷川町子が愛したものたち」I

      長谷川町子美術館

      2020年7月11日(土)~2020年9月27日(日)

      長谷川町子生誕百年の今年、長谷川町子美術館は開館35年を迎えます。長谷川姉妹が好きで集めた美術品・工芸品を展示する目的で建てられた美術館です。町子亡き後も姉の毬子によって蒐集は続けられ8年前に姉・毬子が亡くなったことで、コレクションにピリオドが打たれました。今年はその中でも、町子が亡くなる1992年まで自ら蒐集に携わった作品を3回に分けてご紹介いたします。町子の鋭い審美眼と、美術品に寄せる強い愛情が感じられる作品たちです。

      アニメの部屋
      アニメサザエさんがどのように制作されているのか、磯野家の間取りはどうなっているのか、パネルや資料などでわかりやすく展示します。




    • 収蔵コレクション展「楊紹良 九寨溝」

      2019年9月7日(土)~12月25日(水)

      企画展示 : 収蔵コレクション展 「楊紹良 九寨溝」

      併  設 : -長谷川町子原作展-「いじわるばあさんという生き方」

       今年は長い梅雨が明けた途端に厳しい暑さが続き、今頃になって疲れが出ている方も多いのではないでしょうか。まだ残暑はあるものの、朝夕の風の心地よさには心が癒されます。

       当館ではこの秋、収蔵コレクション展「楊紹良 九寨溝」を開催いたします。館内がまさにヒーリングスポットとなるような、そんな心地よい展覧会です。「九寨溝(きゅうさいこう)の渓谷の景観と歴史地域」は、1992年に自然遺産として、世界遺産に登録されました。チベット高原の東端に位置し118もの湖が段々畑のように連なっています。湖からあふれ出た水は幅数百メートルにわたって巨木の足元を流れ、森の中を水が流れる不思議な光景を生み出しています。楊紹良(ヤンシャオリアン)氏は中国の風景画を描く中で、中国四川省の風光明媚なこの地を、取材のために何度も訪れています。今回の収蔵コレクション展では、そんな楊氏の作品23点を一堂に展示し、九寨溝の魅力に迫ります。

       また、二階の町子コーナーでは長谷川町子原作展「いじわるばあさんという生き方」を開催いたします。長谷川町子の代表作『サザエさん』とは対極をなす作品でありながら、実は多くのファンに支持されている「いじわるばあさん」を、その生き方に着目しながら展示紹介してまいります。




    • アニメサザエさん展「サザエさん家のおいしい食卓」

      2019年7月13日(土)~8月25日(日)




    • エイケン50周年展~アニメサザエさんと共に~

      2019年4月20日(土)~6月23日(日)

      アニメ「サザエさん」の制作会社エイケンは、1969年(昭和44年)に創立し、今年50周年を迎えました。この50年の間に、様々なジャンルのアニメーションを制作し、その作品数は43作品にものぼります。本展覧会では、代表作であるアニメ『サザエさん』をはじめ、『鉄人28号』、『エイトマン』、『忍風カムイ外伝』、『キャプテン』、『UFO戦士ダイアポロン』、『ガラスの仮面』、『クッキングパパ』、『コボちゃん』、『ぼのぼの』の10作品を中心に、エイケンの歴史と貴重な制作資料の数々を展示いたします。

      主 催:エイケン

      特別協力:長谷川町子美術館

      協 力:植田プロダクション、講談社、竹書房、ちばあきおプロダクション、TBS、男組、光プロダクション、フジテレビション、美内すずえ事務所

      企画制作:東映




    • 収蔵コレクション展「動物たちの共演」

      2018年12月8日(土)~2019年2月11日(月・祝)

      企画展示 : 収蔵コレクション展 「 動物たちの共演」

      併  設 : 長谷川町子原作展-「 サザエさんと意地悪ばあさん 」

       今年は地震や台風など、自然災害による被害が日本国中に大きな爪痕を残した年でもありました。毎回、私たち人間は自然の前には無力だと痛感させられます。あとはおだやかに年を越したいと願うばかりです。

       このたび、長谷川町子美術館では収蔵コレクション展「動物たちの共演」を開催いたします。世の中は空前の猫ブーム。ペットと言えば犬が主流だったはずが、いつの間にやら猫にその座をうばわれてしまいました。その仕草のかわいらしさが大きな魅力ではありますが、犬とちがって散歩もしなくていいし、手がかからないというのが最大の理由にあげられるそうです。しかし、犬であれ猫であれ、私達人間が動物たちに癒しを求めているのは事実でしょう。今回の展覧会では、動物をその作品の主要なモチーフにした作品ばかりを選んでみました。猫はもちろん、鳥、犬、馬、牛、鹿など、さまざまな動物たちの息づかいまでもが聞こえてきそうな、まさに動物たちの共演です。

       また、2階の町子コーナーでは長谷川町子原作展「サザエさんと意地悪ばあさん」を同時開催いたします。長谷川町子の二大代表作である「サザエさん」と「意地悪ばあさん」は、賑やかでゆかいな家族を描いたものと、いたずらばかりで周りを困らせるおばあさんを描いた、いわば対極にある作品です。しかし、まるで違う作品でありながらどちらも人間の本質をとらえ、またその根底には町子の温かいまなざしが見え隠れしています。改めて両作品を同時にご覧いただくことで、よりいっそうそれぞれの作品の魅力を感じていただけることでしょう。




    • 収蔵コレクション展「秋の贈り物」

      2018年9月8日(土)~11月25日(日)

      企画展示 : 収蔵コレクション展 「 秋の贈り物」

      併  設 : 長谷川町子原作展-「磯野家の食卓」

       今年の夏は、うだるような暑さが続き、ぐったりしている方が多いのではないでしょうか。長谷川町子美術館では収蔵コレクション展「秋の贈り物」を開催いたします。私達日本人は、古来より四季のうつろいに心を馳せてまいりました。それぞれの季節の良さを五感で感じ取りながら、春夏秋冬のそれぞれの季節らしさを当たり前のように感じて過ごしてまいりました。しかしこれが年々失われようとしています。今回の展覧会では、そうした日本の四季の美しさをこれから来る秋にスポットをあててご紹介してまいります。私達が大切に残していかなければならない自然からの贈り物を、これらの作品がおのずと教えてくれることでしょう。

       また、二階の町子コーナーでは長谷川町子原作展「磯野家の食卓」を同時開催いたします。終戦翌年から約28年間、日本の家庭を描いた「サザエさん」では、「食」をとりまく環境も大きく変化していきました。戦後間もない食糧難では配給や代用食、自給生活などで工夫する様子が見られます。そして時代と共に食生活の欧米化が進み、豊かになる一方で食の安全を脅かす問題も浮上していきました。今回の原作展では「サザエさん」を通してみる食生活の変化と、磯野家の食にまつわる情景をご紹介いたします。




    • アニメサザエさん展「お祭りサザエさん」

      2018年7月14(土)~8月26(日)

      今年もまた夏休み恒例の特別企画、「アニメサザエさん展」を開催する運びとなりました。

      今年のアニメサザエさん展では、アニメのオープニングでサザエさんが全国各地を旅して体験したお祭りやイベントをご紹介いたします。磯野家と一緒にお祭り気分を味わいましょう!

      また、あさひが丘に自分の家が建てられる、おなじみの「花沢不動産あさひが丘分譲」など、他にも楽しいイベントが盛りだくさんです!

      なお、会期中、浴衣でご来館された方には素敵なプレゼントをさしあげます!

      主な内容は下記の通りです。

      ◆「お祭りサザエさん」…オープニングでサザエさんが全国を旅しながら出合った各地のお祭りやイベントをパネルでご紹介します。1階にはサザエさんとゆかりの深い青森のサザエさんねぶたと福岡のサザエさん山笠をモチーフに、サザエさんと一緒にお祭り気分を味わえます!

      ◆「ゲームコーナー」…輪投げや射的で遊べるよ。ゲームに挑戦して景品を手に入れよう!

      ◆「花沢不動産あさひが丘分譲」…花沢不動産では、サザエさんの住む街あさひが丘の分譲を行っています。あなたも

      サザエさんのまちに自分のおうちを建ててみませんか?

      ◆「漫画原画でみるお祭りサザエさん」…原作「サザエさん」の四コマ漫画の中から、お祭りにまつわる作品を選りすぐって展示します。

      ◆「アニメの縁日部屋」…アニメサザエさんのキャラクターと、アニメの制作過程をわかりやすく縁日風のパネルでご紹介。過去に放映したアニメも厳選してお届けします!

      ◆「あなたのまちのお祭りは?」…あなたが住む地域やふるさとのお祭りを教えてください!自由に書いていただくコーナーです。

      ◆レクチャー「アニメサザエさんができるまで」…サザエさんを制作する会社エイケンの統括部長で「サザエさん」のプロデューサーが、アニメが作られる工程をレクチャーします![7月29日(日)・8月19日(日) 各午後2時から]

      主  催 : 長谷川町子美術館/フジテレビジョン

      協  賛 : JAバンク

      協  力 : エイケン




    • 収蔵コレクション展「薫風―藤井勉の世界」

      2018年4月21日(土)~6月24日(日)

      企画展示 : 収蔵コレクション展 「 薫風ー藤井勉の世界」

      併  設 : 長谷川町子原作展-「おたからサザエさん番外編」

       風薫る季節の到来です。長谷川町子美術館では収蔵コレクション展「薫風―藤井勉の世界」と題し、上村淳之「晴れ間」、大山忠作「緑雨」、那波多目功一「五月の頃」、田渕俊夫「春萌ゆ」など、この時季ならではの作品を収蔵作品から選りすぐりご紹介いたします。また、惜しくも昨年の9月に亡くなった藤井勉の作品「花の帽子」を含む17点を一堂に展示いたします。洋画家・藤井勉は、秋田生まれで盛岡の山の中で家族や動物たちとつつましく暮らし、自然の恵を慈しみながら生きた画家です。その作品は透明感に溢れ、どこからともなくさわやかな風が吹き渡ってくるような作品を数多く残しました。生活の場を森の中に置き、そこから得たインスピレーションを大切にしつつ、いつも自分の眼でとらえたものとしての自然を描こうと真摯に作品と向きあってきた画家でした。

       また、二階の町子コーナーでは長谷川町子原作展「おたからサザエさん番外編」を開催します。朝日新聞出版社から先ごろ出版された『おたからサザエさん』をもとに、新聞に連載されたものの単行本には収録されなかった「サザエさん」の原画をご紹介いたします。また、『おたからサザエさん』にも収録されていない初期の「サザエさん」未収録原画も初公開いたします。




    • 収蔵コレクション展「春爛漫」

      2018年2月24日(土)~4月8日(日)

      企画展示 : 収蔵コレクション展 「春爛漫」

      併  設 : -長谷川町子原作展-「磯野家の春」

       日本全国が大寒波に襲われた今年の冬、なかでも東北や日本海側の地域はドカ雪に見舞われ、冬の嵐が吹き荒れました。東京でも久しぶりに20㎝を超える積雪を記録し、33年ぶりに低温注意報が出るなど、厳しい寒さが続いています。こんな年はいっそう暖かい春が待ち遠しくなるものです。

       今回の収蔵コレクション展「春爛漫」では、当館の収蔵作品約800点の中から、春を感じていただける作品をご紹介いたします。毎年恒例となっている三栖右嗣の大作「爛漫」500号(上写真)が今年もまた春の訪れを告げてくれます。この「爛漫」は日本三大桜の一つとされる福島県三春町の滝桜を題材にしたもので、その樹齢は1000年を超えるとされ、今なお毎年30~40㎝ほど成長しているしだれ桜です。三栖氏はその生命力溢れる雄姿を画布に収めました。降り注ぐように眼前に迫りくる姿は圧巻です。その他、三栖右嗣「水辺爛漫」「桜の径」「京の春」、加山又造「月朧」、前田青邨「春暖」、岡鹿之助「三色すみれ」、シャガール「花とエッフェル塔」、ルノワール「婦人像」など、館内がやわらかな春の空気に包まれるような展覧会です。

       また、二階の町子コーナーでは長谷川町子原作展「磯野家の春」と題し、「サザエさん」に描かれた春の風景をご紹介します。一足早い春の訪れを長谷川町子美術館でどうぞご堪能ください。




    • 収蔵コレクション展「日本美術院の画家たち」

      2017年12月9日(土)~2018年2月12日(月・祝)

      企画展示 : 収蔵コレクション展 「日本美術院の画家たち」

      併  設 : -長谷川町子原作展-「新やじきた道中記」

      日本美術院は、東京美術学校の設立に貢献した初代校長・岡倉天心が、同校を排斥され辞職した際、その志に賛同した美術家達と共に結成した美術研究団体です。その活動は、従来の日本画の流派に反対し、洋画の手法を取り入れながら近代日本画に新しい風を吹き込もうとするものでした。今回の収蔵コレクション展「日本美術院の画家たち」では、日本美術院に活動の拠点を置き、日本独自の絵画に新たな可能性を見出し続けた画家達にスポットをあて、当館所蔵の作品の中から選りすぐりの作品をご紹介いたします。

       また、2階の町子コーナーでは、長谷川町子原作展「新やじきた道中記」を開催いたします。十返舎一九の「東海道中膝栗毛」をもとに、町子なりの世界観で描き下ろした「新やじきた道中記」は、週刊朝日に連載され、後に単行本にまとめられました。なぜか、途中にサザエさん一家まで登場するこの作品は、昭和27年に大映により映画化、上映されました。町子の漫画の中でも異色な作品と言えるでしょう。併せてお楽しみください。