長谷川町子記念館

長谷川町子記念館

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現在の展覧会


  • 企画展「長谷川町子のデザイン」
    2024年4月6日(土)~7月21日(日)

    漫画家・長谷川町子(1920-1992)は約半世紀にわたる活動において「サザエさん」をはじめとする数多くの漫画作品を生み出しました。しかし、その活動は漫画のみならず、単行本のブックデザイン、広告デザイン、グッズデザインなど多岐にわたっています。それらはコマ割りの漫画とはまた違ったタッチで色鮮やかにさまざまな技法を取り入れながら媒体によって描き分けられ、時代を超えてもまったく色あせない魅力を放っています。

     本展では、長谷川町子の仕事における高いデザイン性に注目し、新聞連載や雑誌連載でのタイトルデザインや自著の挿画や装幀を手がけたブックデザイン、企業や公官庁の広告、姉妹で興した出版社「姉妹社」のノベルティグッズや美術館グッズの制作など、多才な長谷川町子の画業をご紹介いたします。また、企業から発売されたサザエさんの商品も展示いたします。原画やグッズ、関連資料など約200点から、長谷川町子のイラストレーターやデザイナーとしての側面を追う展覧会です。

    展覧会名: 企画展「長谷川町子のデザイン」

    開催場所: 長谷川町子記念館 2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

    開催期間: 2024年4月6日(土)―7月21日(日)

    開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

    入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、

    大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

    ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

    ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

    休館日: 月曜日(ただし4/29㈪、5/6㈪、7/15㈪は開館、4/30㈫、5/7㈫、7/16㈫は休館)

    お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766



常設展示


  • 1階常設展示室[町子の作品]

    長谷川町子の代表作である「サザエさん」、「エプロンおばさん」、「いじわるばあさん」の世界観をデジタルとアナログの双方向からお楽しみいただけます。
    「絵本」や「ぬりえ」など、小さなお子様にも楽しんで頂けるコーナーもあります。




  • 2階常設展示室[町子の生涯]

    幼年期から没後までを貴重な写真や原画などさまざまな資料を用いてご紹介します。子ども時代のエピソードでの連載、姉妹で出版社と美術館を設立したこと、そして、没後も各地で愛され続けていること。仕事道具や、趣味で制作した陶芸作品も展示いたします。



これからの展覧会

    過去の展覧会


    • 企画展「わかめちゃん」
      2023年12月9日(土)—2024年3月24日(日)

       

       「わかめちゃん」という言葉を耳にしたら、おかっぱ頭で少し短めのスカートが似合う女の子を思い浮べるのではないでしょうか。

       「わかめ」は、長谷川町子の代表作『サザエさん』の登場人物の1人です。アニメではしっかり者の優等生のイメージですが、町子が描いた「わかめ」は、子供らしい表情やしぐさが魅力の活発な女の子です。時にわがままで強情、自分の要望を通すためには仰向けになって手足をバタバタさせて泣きわめいたり家族にいたずらをして困らせたりする一方で、大人びた物言いをし、積極的にお手伝いをしてくれる、家族が大好きな優しくて良い子でもあります。

       『サザエさん』は、1946年4月22日の『夕刊フクニチ』で連載が始まり、掲載紙が変わるなどの休載をはさみながら1974年まで続きました。その間、新聞以外の仕事も抱えつつ、町子は児童向けの雑誌等で「わかめ」を主役にした短編漫画を連載していきます。それが『わかめちゃん』です。そんな多忙の中、町子は「わかめ」を主役にした絵本シリーズも手掛け、家族で立ち上げた出版社の姉妹社から発売しました。

       本展では、「わかめちゃんの魅力が伝わる」を基準として選定した、カラーを含む作品原画を中心に   連載雑誌、絵本、関連資料、グッズを展示します。また、ふと疑問に思うであろう読者視点でのモヤモヤをピックアップし、「わかめちゃんの不思議」も魅力と一緒にご紹介します。読んでいると、ぎゅっと抱きしめたくなるような可愛らしい女の子にぜひ会いに来てください。本展が、町子の描いた「わかめちゃん」の世界を、多くの方に知っていただくきっかけになることを願っております。

      <開催概要>

      展覧会名: 企画展「わかめちゃん」

      開催場所: 長谷川町子記念館 2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

      開催期間: 2023年12月9日(土)― 2024年3月24日(日)

      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、

      大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

      休館日: 月曜日(ただし、1/8(月)・2/12(月)は開館、1/9(火)・2/13(火)は休館 )

            年末年始(12/28(木)~1/5(金))

      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • 「サザエさん旅あるき 海外編」
      2023年8月5日(土)―2023年11月26日(日)

       長谷川町子は旅行が趣味で、漫画執筆の合間にあらゆる場所へ訪れています。1964年4月、観光を目的とした海外渡航が自由化されると、同年7月にはさっそく海外へ出かけています。それから晩年まで、町子は国内外問わずあらゆる場所を訪れました。そのうち、海外へ渡った回数は20回にも及びます。好奇心旺盛な町子にとって、各国で見る景色はどれも刺激的で、心躍るものであったことでしょう。そして、それらの経験は単なる趣味としては終わらず、自身の作品にも活かされました。
       そんな、旅先での出来事を漫画として描いた作品が「サザエさん旅あるき」です。本作は、1987年3月~8月にかけて、24回にわたり朝日新聞にて連載されました。「サザエさん旅あるき」は、前回の連載漫画「サザエさんうちあけ話」から約9年ぶりに発表された作品で、連載開始前から多くの読者より、期待の声が寄せられました。そしてこれが、漫画家・長谷川町子にとって最後の連載漫画となりました。
       連載終了後には、新聞に掲載された24話に、1話を加えた全25話を収録した、単行本『サザエさん旅あるき』が姉妹社より出版されました。さらにはテレビドラマ化され、主演は女優・竹下景子氏が務め、再び同作が話題を集めます。新聞連載開始から、長きにわたり愛される作品となりました。
       本展では、「サザエさん旅あるき」の中でも海外旅行をテーマにした話に焦点をあて、直筆原画とともに、今回が初公開となる草稿、町子が使用していた旅行鞄や、旅先で手に入れたお土産品、写真といった貴重な品々を展示いたします。「サザエさん旅あるき」という作品を通じて、長谷川町子の見た景色をご覧いただき、それと同時に長谷川町子の人となりを深く知っていただきたく存じます。

      <開催概要>
      展覧会名: 企画展「サザエさん旅あるき 海外編」
      開催場所: 長谷川町子記念館 2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
      開催期間: 2023年8月5日(土)― 11月26日(日)
      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
      休館日: 月曜日(ただし、9/18(月)・10/9(月)は開館、9/19(火)・10/10(火)は休館 )
      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • 企画展「町子の動物ワールド」
      2022年12月10日(土)―2023年7月23日(日)

      <開催概要>
      展覧会名: 企画展「町子の動物ワールド」
      開催場所: 長谷川町子記念館 2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
      開催期間: 2022年12月10日(土)―2023年7月23日(日)
      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、
      大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
      ※ただし、2022年12月10日(土)―2023年2月28日(火)の期間は美術館改修工事のため記念館のみの開館につき、各300円割引
      ※3月1日(水)以降は美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
      ※会期中一部展示替えあり
      [前期:12月10日(土)―4月23日(日)/後期:4月25日(火)―7月23日(日)]
      休館日: 月曜日(ただし、1月9日(月)、7月17日(月)は開館、1月10日(火)、7月18日(火曜)は休館)、年末年始(12/26㈪~1/3㈫)
      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

      「私の好きな動物」 コンクール

      長谷川町子は動物をこよなく愛し、幼少期から晩年まで生涯を通して、犬や猫、鳥やリスなど多くの動物を飼っていました。町子の動物への愛情は作品にもよく表れており、動物を主人公にした漫画作品や、擬z人化された動物たちが生き生きと描かれた絵本も作っています。代表作「サザエさん」や「エプロンおばさん」、「いじわるばあさん」でも主人公の家族や相棒として動物は欠かせない大切な存在です。晩年には再び絵本を手掛け、動物たちのほほえましいストーリーを世に送り出しています。また、町子はプライベートでも人知れず動物たちの絵画を描いて楽しんでいました。町子の人生にはいつの時代にも動物が寄り添っていたのです。このたび企画展「町子の動物ワールド」開催に伴い、「私の好きな動物」というテーマで作品を募集いたします。みなさん、ふるってご応募ください。

      応募のきまり     

      ●通常はがき、もしくは同等の大きさの紙一枚(15㎝×10㎝内※縦長横長どちらでもかまいません)に、あなたの好きな動物の絵を描いて送ってください。なんの動物で、どんなところが好きなのかもお書き添えください。※応募作品はおひとり1点のみで、複数枚は受け付けません

      ●画材は水彩、クレヨン、鉛筆、インクなど、どんなものを使っても構いませんが、長谷川町子の作品のように手描きでお願いします。(色落ちするものは必ず封筒にいれてご応募ください)

      ●作品は、応募者自身が創作した未発表作品に限ります。

      ●応募作品は、長谷川町子記念館の2階ロビーに展示いたします。応募数が多い場合は、何回かに分けての展示となります。(応募のきまりに反した作品は、展示できません)
      展示は2023年2月1日(水)~7月23日(日)を予定。詳細はHPでお知らせいたします。

      ●作品は、基本返却いたしません。美術館で保管させていただきます。

      ●優秀作品は、長谷川町子美術館公式ホームページやツイッターで、発表・紹介いたします。
      (優秀作品の応募者には、長谷川町子美術館より記念品を差し上げます)

      ●必ず応募者のお名前、年齢、住所、連絡先を明記の上、ご応募ください。展示の際に、お住いの都道府県・お名前(フルネーム)・年齢を作品と一緒に掲示させていただきます。

      応募先 〒154-0015 東京都世田谷区桜新町1-30-6 長谷川町子美術館 コンクール係
      締め切り 2023年1月10日(火)必着
      問い合わせ先 長谷川町子美術館「私の好きな動物」コンクール係 03-3701-8766
      ※優秀作品の応募者には担当者より直接ご連絡差し上げます。選考結果についての個別のお問い合わせには応じかねます。




    • 企画展「うちあけ話」
      2022年8月6日(土)―11月27日(日)

       本展では、長谷川町子の自伝的漫画作品「サザエさんうちあけ話」をご紹介いたします。同作は、当初1978(昭和53)年4月23日から11月12日にかけて『朝日新聞』日曜版に全30回で連載されました。“サザエさん”の名を冠しているのは、世間では“サザエさん=長谷川町子”と認識されていたためと想像されます。
       同作の内容は、幼少期のエピソードから、恩師である漫画家・田河水泡への弟子入り、終戦直後の「サザエさん」誕生、出版社である姉妹社の設立、家族のエピソード、さらには、創作にまつわる苦楽、病気療養、人生の迷い、同時代の漫画家との交流など多岐にわたります。また、表現方法も、絵文字のみ、挿絵と文章の組み合わせ、コマ割り漫画と、話題に合わせて様々に使い分けられています。
      この全30話はそのままの順番で単行本『サザエさんうちあけ話』に収録され、翌年の1979(昭和54)年3月に姉妹社より発行されました。また、同年の4月2日から9月29日にかけては、同作を原作としてドラマ「マー姉ちゃん」がNHKの朝の連続テレビ小説として放送されました。ドラマ化は、好評を博した新聞連載の終了直後に決定しました。
      本展では、全30話の中から、自伝という一つのストーリー形成に欠くことのできない20話分を選び抜き、実際の紙面の拡大パネルや町子直筆の原画・原稿を、関連する新聞・雑誌記事・写真といった資料とともに展示いたします。展示の最後には、昨年秋から本年春まで再放送され再び話題となった「マー姉ちゃん」についてもふりかえります。本展にて、長谷川町子の人となりを深く知り、同時にその巧みな表現力をご覧いただきたく、ご案内いたします。

      <開催概要>
      展覧会名: 企画展「うちあけ話」
      開催場所: 長谷川町子記念館 2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
      開催期間: 2022年8月6日(土)―11月27日(日)
      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、
      大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
      休館日: 月曜日(ただし9/19(月)・10/10(月)は開館、9/20(火)・10/11(火)は休館)
      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • 企画展「町子かぶき迷作集」
      2022年4月23日(土)―7月24日(日)

      長谷川町子は毎月欠かさず歌舞伎を観に行くほどの歌舞伎通でした。歌舞伎好きが高じて、1952(昭和27)年から1956(昭和31)年までの約4年間には『週刊朝日』、『週刊朝日別冊』で歌舞伎をテーマにした漫画15作品を連載しました。また『文藝春秋漫画讀本』においても1作品を発表しています。それらは歌舞伎の演目を町子なりにアレンジしたもので、本来の演目のあらすじから大きく展開を変えることも多く、また演目からインスパイアされた創作話もあります。どの作品も明るい笑いを描き続けた漫画家ならではの自由でコミカルな視点で描かれています。歌舞伎の華やかな世界観を伝えるために丁寧に彩色を施した鮮やかな画面からは、町子の歌舞伎愛と意気込みが感じられます。
      連載中の1955(昭和30)年にはそのうち8作品を収録した単行本『町子かぶき迷作集』を発表しました。町子にとってこの単行本は唯一のオールカラーで描かれた豪華な単行本です。しかし作者の思いとはうらはらに発行部数は思わしくなく、ほどなく絶版を迎えてしまいます。(現在は朝日新聞出版から文庫版が出版されています。)後年には読者からの要望を受けて『サザエさん』や『エプロンおばさん』の単行本の中に一部を再編集して再録することもありましたが、それでもいくつかの作品は雑誌に掲載された限りで世に埋もれてしまったのは実に惜しいことです。
      本展では、単行本未収録を含む一連の歌舞伎シリーズの原画をすべて公開しその全貌に迫るとともに、当時の雑誌で紹介された町子の歌舞伎見学の様子や歌舞伎俳優との対談の記事、プライベートでも親交のあった九代目市川海老蔵との関係などをご紹介いたします。また、「サザエさん」や「いじわるばあさん」など他の作品に描かれた歌舞伎をテーマにした作品もあわせてご紹介いたします。町子の歌舞伎愛を存分に感じていただきながら町子ならではの歌舞伎ワールドをお楽しみください。

      <開催概要>
      展覧会名: 企画展「町子かぶき迷作集」
      開催場所: 長谷川町子記念館 企画展示室 (長谷川町子美術館の向かい)
      開催期間: 2022年4月 23日(土)~ 7月24日(日)
      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
      休館日: 月曜日(ただし、7月18日(月・祝)は開館、7月19日(火)は休館 )
      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • 企画展「エプロンおばさん」
      2022年1月22日(土)~4月10日(日)

      作品「エプロンおばさん」は1957年1月6日から1965年7月25日まで、週刊誌『サンデー毎日』に連載された短編漫画です。自宅で下宿屋を営む“おばさん”こと“敷金(しきかね)なし”を中心に、サラリーマンの夫、高校生の娘トクコ、下宿人として学生・クスノキ、探偵・鵜野目(うのめ)、浪人生・かしま、嫌味ばかり言う伊矢味らが集い、それぞれが個性を発揮しつつ和気あいあいと共同生活を送る様子が描かれています。
      この作品は8年半という、「サザエさん」に次いで長い期間連載された町子の代表作の一つであるにもかかわらず、実のところあまり知名度がありません。理由は、庶民の地味な日常が描かれた作品ゆえと想像されます。しかし、コロナ禍を経験し、何はなくても無事に笑い合えることが幸せだと実感している今の私たちにこそ、この作品の輝きや底力が読み取れるのではないでしょうか。
      本展では、「エプロンおばさん」の原形とも言える、町子のかつての下宿ものをはじめとして、「エプロンおばさん」の登場人物を紹介した上で、下宿ならではの物語や、1960年前後の出来事を彷彿とさせる物語等を原画でご覧いただきます。あわせて、本作連載中に町子が第8回文藝春秋漫画賞を受賞したことにも触れています。

      <開催概要>
      展覧会名: 企画展「エプロンおばさん」
      開催場所: 長谷川町子記念館2階 企画展示室(東京都世田谷区桜新町1-30-6)
      開催期間: 2022年1月 22日(土)~ 4月10日(日)
      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
      入 館 料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
      休 館 日: 毎週月曜日、ただし、3月21日(月・祝)は開館、3月22日(火)は休館 
      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • 企画展「別冊サザエさん展」
      2021年10月9日(土)~2022年1月10日(月・祝)

      町子は「サザエさん」の新聞連載と並行して、1954(昭和29)年から1959(昭和34)年までの約5年間に月1話のペースで雑誌に「サザエさん」の短編漫画も連載していました。その雑誌は『少女クラブ』『週刊朝日』『婦人倶楽部』『若い女性』などで、順に発表の場が移り変わっていきました。四コマ漫画に対して、短編漫画はストーリーや登場人物の会話のやり取りが詳しく描かれ、一連の流れがたっぷりと楽しめるのが魅力です。そしてそのテーマは季節やファッション、夢の話などさまざまに描かれています。

      連載開始同年から町子はこれらの掲載作品を単行本にまとめては順に出版し、雑誌掲載作品63話のうち54話を『別冊サザエさん』(全五集)にまとめました。巻頭にはカラーページ、他は2色刷りの豪華な単行本です。そして約20年後の1975(昭和50)年からは36作品の再録と新たに4作品を加えた40作品を収録した『別冊サザエさん』(全3巻)(単色印刷)を発行しました。改訂版の『別冊サザエさん』はまず表紙を一新し、作品もところどころ描き直して手を入れていたり、タイトルを変えたりと若干の違いがあります。新旧の作品が混在するため町子の画風の変化も感じられる点も興味深いものです。

      本展はこの「サザエさん」の短編漫画約30話を掲載の流れを追いながらご紹介します。新聞連載では描かれなかったサザエとマスオが結婚するいきさつを振り返った「公開見合結婚」や、今となってはなかなか目にすることのできない単行本未収録作品(原画初公開)も展示します。四コマ漫画とは一味違うサザエさんの短編漫画の世界をお楽しみください。

      <開催概要>

      展覧会名: 別冊サザエさん展

      開催場所: 長谷川町子記念館 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

      開催期間: 2021年10月9日(土)―2022年1月10日(月・祝)

      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、

      大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

      休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始休館12/28~1/3

      お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766




    • 企画展「いじわるばあさん」
      2021年4月24日(土)~9月26日(日)※会期延長

      「いじわるばあさん」は、「サザエさん」連載の傍ら1966年1月2日から1971年7月18日まで週刊誌『サンデー毎日』に連載された四コマ漫画です。連載開始前の1963年から同誌に6回にわたり特別掲載され、単発ながらその強烈なキャラクターと痛快なストーリーが人気を集め、連載へと発展しました。本展では、作品誕生のきっかけから登場人物の紹介を経て、選りすぐりの四コマ漫画の原画や、多色の表紙絵原画も展示します。
      また、これまで紹介機会の少なかった、『サンデー毎日』創刊45周年等のために描き下ろされた「長谷川町子の意地悪クイズ」、色彩豊かな絵札とひねりの効いた読札からなる「いじわるばあさんかるた」、「いじわるばあさん」絵はがきの原画・草稿なども展示します。
      さらに、「いじわるばあさん」執筆中に町子が『文藝春秋漫画読本』に発表した、“意地悪シリーズ”として位置づけられる「意地悪お手伝いさん」、「意地悪看護婦さん」、「意地悪ラッシー」、「まんが幸福論」も一堂に会します。これら“意地悪シリーズ”は、今後注目される可能性を秘めた、町子漫画の隠れた傑作です。

      <開催概要>

      展覧会名: いじわるばあさん

      開催場所: 長谷川町子記念館2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

      開催期間: 2021年4月24日(土)~ 7月4日(日)9月26日(日)※会期延長

      開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

      休館日: 毎週月曜日(8/9と9/20は開館、8/10と9/21は休館)、メンテナンス期間7/12~16




    • 長谷川町子生誕百年記念
      「町子の夢、絵本の世界」
      2021年1月23日(土)~4月11日(日)

      「サザエさん」に代表される長谷川町子の漫画作品はご存知の方も多いと思いますが、町子が絵本も描いていたことはあまり知られていません。町子は漫画に対する情熱とともに、絵本をつくりたいという夢も抱いていました。1947年、27歳のときに初めて出版した『象のおまわりさん』をかわきりに、1950年代までに9冊の絵本を精力的に発表しています。その後漫画の仕事に忙殺されしばらく絵本から遠ざかっていたものの、「サザエさん」連載終了後の時間にゆとりができたとき、町子は再び絵本へと取り組みます。1970年代に発行された絵本は11冊。町子は生涯で20冊の絵本を世に送り出しました。

      漫画とはまた違う、色彩豊かで子どもたちへのあたたかいまなざしが感じられる作品ばかりです。未公開原画を含む約80点をご紹介いたします。情緒豊かに描かれた町子の絵本の世界をお楽しみください。

      <開催概要>

      展覧会名:町子の夢、絵本の世界

      開催場所:長谷川町子記念館 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

      開催期間:2021年1 月 23 日(土)~ 4月 11 日(日)

      開館時間:10時~17時30分(受付締切16時30分)

      入館料:一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、

      大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

      休館日:毎週月曜日、展示替え期間、年末年始

      お問い合わせ:一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

      公式サイト: https://www.hasegawamachiko.jp/




    • 長谷川町子生誕百年記念展 
      企画展
      「漫画原画にみる1964東京五輪」

      長谷川町子記念館

      2020年10月10日(土)~2021年1月11日(月・祝)

      一般財団法人 長谷川町子美術館(東京都世田谷区桜新町1-30-6)では、長谷川町子生誕100年を記念して、2020年10 月 10 日(土)から翌年1月 11 日(月・祝)まで、『長谷川町子記念館(現・長谷川町子美術館の分館)』2階企画展示室にて、企画展「漫画原画にみる1964東京オリンピック」を開催します。

      “前回の東京オリンピック”が開催された1964(昭和39)年頃、長谷川町子は『朝日新聞朝刊』に「サザエさん」を連載し、『サンデー毎日』には「エプロンおばさん」や「意地悪ばあさん」を連載・掲載していました。

      当時、開催準備として競技場の建設だけでなく、首都高速道路や新幹線の開業といったインフラ整備が進み、人々の大会への関心が高まっていきました。そして、熱気に包まれた大会本番を経て、閉幕後には市川崑監督による記録映画が公開されました。こうした出来事の一つ一つに材を取って描かれた町子の漫画は、出来事を知らせるのみならず、当時の世相や人々の感覚をもいきいきと映し出しています。また、1964年は海外渡航が自由化された年でもあり、オリンピック以上に町子が関心を寄せた海外旅行についてもご紹介します。

      <開催概要>

      展覧会名: 漫画原画にみる1964東京五輪

      開催場所:  長谷川町子記念館2階 企画展示室

      開催期間:  2020年10 月 10 日(土)~ 2021年1月 11 日(月・祝)

      開館時間:  10時~17時30分(受付締切16時30分)

      入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

      ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

      ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

      休館日: 毎週月曜日(ただし、11/23は開館、11/24は休館)、年末年始(12/28~1/4)




    • 長谷川町子生誕百年記念展

      企画展 長谷川町子生誕百年記念「長谷川町子の漫画創作秘話」

      2階 企画展示室

      2020年7月11日(土)~2020年9月27日(日)

      15歳で漫画家としてデビューし、約半世紀におよぶ漫画家活動において常に第一線を走り続け、「サザエさん」をはじめとするさまざまな作品を生み出した町子。新聞や雑誌の連載、自ら興した姉妹社からの単行本の出版などその仕事は多岐に渡ります。しかしながら、漫画制作のすべてを一人でおこなったため、創作のプロセスや町子の人物像についてその多くはヴェールに包まれています。町子は作品をどのように作り上げていったのでしょうか。デビュー以前から振り返り、代表作「サザエさん」を中心に漫画の創作過程を追いながら、作品に込められたこだわりと心情、苦悩なども織り交ぜて漫画創作の秘密に迫ります。