企画展「サザエさんと12か月の行事」
2024年12月7日(土)ー2025年3月23日(日)

日刊新聞の四コマ漫画として始まり約28年連載が続いた「サザエさん」には、掲載日に合わせた季節の行事と、それらにまつわる昭和の一般家庭での生活が数多く描かれています。町子は著書でネタを生み出す苦しみを告白しており、巡りくる季節を憂鬱に思っていたこともあったでしょうが、発表された作品は毎回異なる切り口でどれも秀逸です。

本展では、長谷川町子が描いた季節の行事と風物を題材にした選りすぐりの作品とともに、行事の歴史や由来、意味もご紹介していきます。四コマ漫画の『サザエさん』を中心に、もう一つのサザエさん漫画ともいえる短編漫画の『別冊サザエさん』、絵本からは『サザエさんとおまつり』の原画と関連資料、初公開作品を含む約220点を展示し、絵本の一場面「たなばたさま」を展示室内に立体再現します。

サザエさん一家のように近づく季節の気配を感じて行事を楽しみたいと思っていても、時間に追われ単独世帯が増加する現代において、家族単位で一から行うことは難しいのが現実です。町子は作品の中に、生活の豊かさと引き換えに消えてしまいつつあるものの姿を描き残してくれました。サザエさんと12か月を巡る中で、季節の移り変わりや行事の持つ楽しさを感じていただけましたら幸いです。

<開催概要>

展覧会名: 企画展「サザエさんと12か月の行事」

開催場所: 長谷川町子記念館 2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間: 2024年12月7日(土)―2025年3月23日(日)

開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

     ※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

     ※美術館・記念館の両館をご覧いただけます

休館日: 毎週月曜日(ただし、1/13(月)・2/24(月)は開館、1/14(火)・2/25(火)は休館)

     年末年始(2024年12/26(木)~2025年1/3(金))

催し物: ワークショップ「折り紙で作ろう ワカメとカツオのひな人形」 

     2月22日(土)11時~・14時~   長谷川町子記念館2Fロビー

     定員各回8名 ※要予約・要参加費

お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

本日より新しい展覧会が開催します!
アニメサザエさん展「わたくし、サザエでございま~す!」/企画展「町子が描いた家族のかたち」

アニメサザエさん55周年記念 アニメサザエさん展「わたくし、サザエでございま~す!」(長谷川町子美術館)

企画展「町子が描いた家族のかたち」(長谷川町子記念館)

2024年8月3日(土)ー11月24日(日)

2024年7月22日(月)ー8月2日(金)展示替えのため全館休館

2024年7月22日(月)ー8月2日(金)の期間、長谷川町子美術館・長谷川町子記念館ともに展示替えのため全館休館となります。

購買部・喫茶部もあわせてお休みとなりますので、ご了承ください。

なお、次会期の展覧会は

2024年8月3日(土)ー11月24日(日)

アニメ放送55周年記念 アニメサザエさん展「わたくし、サザエでございま~す!」

企画展「町子が描いた家族のかたち」

を開催いたします。

みなさまのご来館をお待ちしております。

次会期展覧会のお知らせ(2024.8/3-11/24)

次回の展覧会は、下記の日程で開催いたします。(両館同時開催)

2024年8月3日(土)ー11月24日(日)

アニメサザエさん55周年記念 アニメサザエさん展「わたくし、サザエでございま~す!」(長谷川町子美術館)

企画展「町子が描いた家族のかたち」(長谷川町子記念館)

開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料:    一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、

中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日:   月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

8/12㊊・9/16㊊・9/23㊊・10/14㊊・11/4㊊は開館、8/13㊋・9/17㊋・9/24㊋・10/15㊋・11/5㊋は休館

企画展「町子が描いた家族のかたち」
2024年8月3日(土)―11月24日(日)

町子作品を代表する3つの漫画「サザエさん」、「エプロンおばさん」、「いじわるばあさん」はいずれも家族・家庭内とその周りで起こった出来事をメインに描いた物語です。一口に家族といっても、3世代同居かつ、その家の長女であるサザエがお嫁に行ってからも、夫とともに実家で暮らしている(マスオさん状態とも呼ばれる)磯野家・フグ田家、下宿を営み他人とともに暮らす敷金(しきかね)家、未亡人の高齢の母親が長男一家と同居し、時に次男や三男の家に移り住むかたちをとっている伊知割(いじわる)家と、そのかたちは異なります。そのため、家の中で起こるできごとや、各家族が抱える悩みも様々です。本展では、作品で描かれている登場人物の関係性をたどりながら、それぞれの家族の色や特徴を探っていきます。

また、企画展と同時期にアニメサザエさん展を開催するため、サザエさんに関しましては、アニメと原作の比較もしつつ楽しんでいただきたいです。長谷川町子の3つの代表作を改めてご紹介し、町子作品入門編ともいえる展覧会にすることで、「サザエさん」と並ぶ町子の代表作「エプロンおばさん」「いじわるばあさん」にも興味を持っていただけることを期待しております。

<開催概要>

展覧会名: 企画展「町子が描いた家族のかたち」

開催場所: 長谷川町子記念館 2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間: 2024年8月3日(土)―11月24日(日)

開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、

大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日: 月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

8/12㊊・9/16㊊・9/23㊊・10/14㊊・11/4㊊は開館、8/13㊋・9/17㊋・9/24㊋・10/15㊋・11/5㊋は休館

お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館 TEL03-3701-8766

『サザエさん』第18巻表紙絵原画
『エプロンおばさん』第1巻扉絵原画
『いじわるばあさん』第2巻扉絵原画

アニメ放送55周年記念
アニメサザエさん展「わたくし、サザエでございま~す!」
2024年8月3日(土)ー11月24日(日)

長谷川町子美術館ではこの夏、3年ぶりに、アニメサザエさん展を開催いたします。アニメ「サザエさん」は、1969(昭和44)年10月5日にスタートし、今年で放送55周年を迎えます。長谷川町子の新聞連載は昭和49年2月で終了しましたが、その後もアニメ「サザエさん」は、様々な年齢層の方々に愛され続けてまいりました。今年は、アニメ放送55周年を記念して、さまざまな角度から改めてサザエさんの魅力に迫ります。

1階展示室は、〈サザエさんの輪投げ〉〈八百屋さんの絵合わせゲーム〉〈サザエさんのじゃんけん写真館〉など、お客様に参加していただきながら楽しめるコーナーとなっています。サザエさん一家は、サザエさんをはじめ、実に個性的なキャラクターで構成されています。2階展示室では、そんなアニメ「サザエさん」の主要キャラクターを、性格や特徴などを掘り下げながら、パネルでわかりやすく解説します。アニメ「サザエさん」は、原作である長谷川町子の4コマ漫画「サザエさん」を、そのお話の中に必ず1本以上は入れ込んでストーリーを作りあげています。今回は、アニメにしか登場してこないサブキャラクターが、原作4コマ漫画の何からヒントを得て生まれたものなのかも紹介していきます。また、アニメサザエさん展恒例の、〈花沢不動産あさひが丘分譲〉では、サザエさんの住む街〈あさひが丘〉に自分のおうちを建てることが出来ます。小さなおうちに思い思いの色を塗り、抽選であてた権利証の番地に自分のおうちを建てることができます。

あなたもサザエさんの住む街の一員になってみませんか?

<開催概要>

展覧会名: アニメ放送55周年記念 アニメサザエさん展「わたくし、サザエでございま~す!」

開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間: 2024年8月 3日(土)―11月24日(日)

開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料:    一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、

中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日:   月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

8/12㊊・9/16㊊・9/23㊊・10/14㊊・11/4㊊は開館、8/13㊋・9/17㊋・9/24㊋・10/15㊋・11/5㊋は休館

ギャラリートーク開催のご案内  ※終了しました

 収蔵コレクション展「人物を描く」(2024.4/6-7/21)では、特別展示として、油彩画家・岸田劉生(1891-1929)が娘・麗子を描いた作品を紹介いたします。今年は、岸田麗子(1914-1962)生誕110年の年でもあります。劉生は麗子をとてもかわいがり、その姿をあらゆる技法を用いて絵の中に留めていきました。油絵だけでも20点以上、デッサンや水彩・墨絵などは70点以上にも上ります。当館では麗子像の水彩画3点を所蔵しており、今回「麗子立像」「麗子洋装之像」「麗子」(座像)を一堂に展示いたします。また、麗子の娘である画家・岸田夏子氏の作品も併せて紹介します。

会期中、下記の日程で麗子の娘である洋画家・岸田夏子氏に母・麗子の人間像やその生涯を語っていただくギャラリートークを開催いたします。

■ギャラリートーク 岸田夏子氏

2024年4月20日(土)14時~ 長谷川町子美術館2階展示室

定員20名(入館者対象/要予約) 

※終了しました

長谷川町子美術館 03-3701-8766

企画展「長谷川町子のデザイン」
2024年4月6日(土)~7月21日(日)

漫画家・長谷川町子(1920-1992)は約半世紀にわたる活動において「サザエさん」をはじめとする数多くの漫画作品を生み出しました。しかし、その活動は漫画のみならず、単行本のブックデザイン、広告デザイン、グッズデザインなど多岐にわたっています。それらはコマ割りの漫画とはまた違ったタッチで色鮮やかにさまざまな技法を取り入れながら媒体によって描き分けられ、時代を超えてもまったく色あせない魅力を放っています。

 本展では、長谷川町子の仕事における高いデザイン性に注目し、新聞連載や雑誌連載でのタイトルデザインや自著の挿画や装幀を手がけたブックデザイン、企業や公官庁の広告、姉妹で興した出版社「姉妹社」のノベルティグッズや美術館グッズの制作など、多才な長谷川町子の画業をご紹介いたします。また、企業から発売されたサザエさんの商品も展示いたします。原画やグッズ、関連資料など約200点から、長谷川町子のイラストレーターやデザイナーとしての側面を追う展覧会です。

展覧会名: 企画展「長谷川町子のデザイン」

開催場所: 長谷川町子記念館 2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間: 2024年4月6日(土)―7月21日(日)

開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、

大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日: 月曜日(ただし4/29㈪、5/6㈪、7/15㈪は開館、4/30㈫、5/7㈫、7/16㈫は休館)

お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

収蔵コレクション展「人物を描く」
2024年4月6日(土)~7月21日(日)

今回の収蔵コレクション展「人物を描く」では、さまざまな画家による人物表現と、それらモデルとの関係性や心情までもが読み取れる作品を、当館収蔵作品の中から選りすぐって展示いたします。シャガールの愛に満ちた作品「花とエッフェル塔」、ピカソのサルタンバンク(旅芸人)シリーズの最初の作品「貧しき食事」、藤田嗣治の少女をモチーフにした「椅子に座る少女」、画家自身の娘の成長を描いた藤井勉「そよかぜ」、池田清明「初絵」、きまったモデルを描き続けた森本草介「花模様」やセピアで描かれたデッサンなどが並びます。また、特別展示として、油彩画家・岸田劉生(1891-1929)が娘・麗子を描いた作品を紹介いたします。今年は、岸田麗子(1914-1962)生誕110年の年でもあります。劉生は麗子をとてもかわいがり、その姿をあらゆる技法を用いて絵の中に留めていきました。油絵だけでも20点以上、デッサンや水彩・墨絵などは70点以上にも上ります。当館では麗子像の水彩画3点を所蔵しており、今回「麗子立像」「麗子洋装之像」「麗子」(座像)を一堂に展示いたします。また、麗子の娘である画家・岸田夏子氏の作品も併せて紹介します。

 会期中、下記の日程で、岸田夏子氏に母・麗子の人間像やその生涯を語っていただくギャラリートークも開催いたします。

展覧会名:                収蔵コレクション展「人物を描く」

開催場所:                長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間:                2024年4月 6日(土)―7月21日(日)

開館時間:                10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料:         一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日:                    月曜日(ただし、4/29(月)・5/6(月)・7/15(月)は開館、4/30(火)・5/7(火)・7/16(火)は休館 )

催し物:    ギャラリートーク 岸田夏子氏

        2024年4月20日(土)14時~ 長谷川町子美術館2階展示室 定員20名※要予約(入館者対象)

お問い合わせ:       一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

収蔵コレクション展「春よ来い」
2023年12月9日(土)—2024年3月24日(日)

田渕俊夫《早春》紙本彩色 40号 1977年

 9月の気象庁の予報では、2023年~2024年にかけての冬は暖冬傾向にあり、一時的に大雪が降る可能性があると発表されました。世界中が抱えている地球温暖化の問題は、年々深刻さを増しているように思われます。それでもやはり、暦が12月になれば、それだけで肌寒くせわしなく感じるのですから、長年染みついた人の体感というのは、そうそう変わるものではないのだなと痛感させられもいたします。

 さて、このたび長谷川町子美術館で開催いたします収蔵コレクション展「春よ来い」は、冬の寒さを耐え忍んだ後のあたたかな春を待ちわびる気持ちはもちろんですが、それだけではない、人それぞれが心に思うところの春を総称しての「春よ来い」をテーマにいたしました。いうなれば、人生の応援歌です。人は人生を四季になぞらえて、それによって救われてもまいりました。春が来て、夏になり、秋が来て、冬になる。そしてまた、春が巡ってくる。人は再生と消滅とを繰り返しながら、まるで人生の大河を渡っていく小さな笹舟のようでもあります。今回は、当館の収蔵作品788点の中から、1階展示室には吉田善彦「伊吹浅春」、田渕俊夫「早春」など冬の寒さと春の気配が感じられる作品を、2階展示室には速水御舟「山ざくら」、那波多目功一「爛漫の春」など、春を代表する花・梅や桜をモチーフに描いた作品を選りすぐって一堂に展示いたします。

 これらの作品が、皆様それぞれの「春」に呼応して、元気の原動力になりましたら幸いです。

速水御舟《山ざくら》絹本金地彩色 27.0×24.0㎝ 1925年

<開催概要>

展覧会名:                収蔵コレクション展「春よ来い」

開催場所:                長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間:                2023年12月 9日(土)―2024年3月24日(日)

開館時間:                10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料:         一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、

中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日:                    月曜日(ただし、1/8(月)・2/12(月)は開館、1/9(火)・2/13(火)は休館 )

         年末年始(2023年12月28日(木)~2024年1月5日(金))

お問い合わせ:       一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766