アニメ放送55周年記念
アニメサザエさん展「わたくし、サザエでございま~す!」
2024年8月3日(土)ー11月24日(日)

長谷川町子美術館ではこの夏、3年ぶりに、アニメサザエさん展を開催いたします。アニメ「サザエさん」は、1969(昭和44)年10月5日にスタートし、今年で放送55周年を迎えます。長谷川町子の新聞連載は昭和49年2月で終了しましたが、その後もアニメ「サザエさん」は、様々な年齢層の方々に愛され続けてまいりました。今年は、アニメ放送55周年を記念して、さまざまな角度から改めてサザエさんの魅力に迫ります。

1階展示室は、〈サザエさんの輪投げ〉〈八百屋さんの絵合わせゲーム〉〈サザエさんのじゃんけん写真館〉など、お客様に参加していただきながら楽しめるコーナーとなっています。サザエさん一家は、サザエさんをはじめ、実に個性的なキャラクターで構成されています。2階展示室では、そんなアニメ「サザエさん」の主要キャラクターを、性格や特徴などを掘り下げながら、パネルでわかりやすく解説します。アニメ「サザエさん」は、原作である長谷川町子の4コマ漫画「サザエさん」を、そのお話の中に必ず1本以上は入れ込んでストーリーを作りあげています。今回は、アニメにしか登場してこないサブキャラクターが、原作4コマ漫画の何からヒントを得て生まれたものなのかも紹介していきます。また、アニメサザエさん展恒例の、〈花沢不動産あさひが丘分譲〉では、サザエさんの住む街〈あさひが丘〉に自分のおうちを建てることが出来ます。小さなおうちに思い思いの色を塗り、抽選であてた権利証の番地に自分のおうちを建てることができます。

あなたもサザエさんの住む街の一員になってみませんか?

<開催概要>

展覧会名: アニメ放送55周年記念 アニメサザエさん展「わたくし、サザエでございま~す!」

開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間: 2024年8月 3日(土)―11月24日(日)

開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料:    一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、

中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日:   月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)

8/12㊊・9/16㊊・9/23㊊・10/14㊊・11/4㊊は開館、8/13㊋・9/17㊋・9/24㊋・10/15㊋・11/5㊋は休館

ギャラリートーク開催のご案内  ※終了しました

 収蔵コレクション展「人物を描く」(2024.4/6-7/21)では、特別展示として、油彩画家・岸田劉生(1891-1929)が娘・麗子を描いた作品を紹介いたします。今年は、岸田麗子(1914-1962)生誕110年の年でもあります。劉生は麗子をとてもかわいがり、その姿をあらゆる技法を用いて絵の中に留めていきました。油絵だけでも20点以上、デッサンや水彩・墨絵などは70点以上にも上ります。当館では麗子像の水彩画3点を所蔵しており、今回「麗子立像」「麗子洋装之像」「麗子」(座像)を一堂に展示いたします。また、麗子の娘である画家・岸田夏子氏の作品も併せて紹介します。

会期中、下記の日程で麗子の娘である洋画家・岸田夏子氏に母・麗子の人間像やその生涯を語っていただくギャラリートークを開催いたします。

■ギャラリートーク 岸田夏子氏

2024年4月20日(土)14時~ 長谷川町子美術館2階展示室

定員20名(入館者対象/要予約) 

※終了しました

長谷川町子美術館 03-3701-8766

企画展「長谷川町子のデザイン」
2024年4月6日(土)~7月21日(日)

漫画家・長谷川町子(1920-1992)は約半世紀にわたる活動において「サザエさん」をはじめとする数多くの漫画作品を生み出しました。しかし、その活動は漫画のみならず、単行本のブックデザイン、広告デザイン、グッズデザインなど多岐にわたっています。それらはコマ割りの漫画とはまた違ったタッチで色鮮やかにさまざまな技法を取り入れながら媒体によって描き分けられ、時代を超えてもまったく色あせない魅力を放っています。

 本展では、長谷川町子の仕事における高いデザイン性に注目し、新聞連載や雑誌連載でのタイトルデザインや自著の挿画や装幀を手がけたブックデザイン、企業や公官庁の広告、姉妹で興した出版社「姉妹社」のノベルティグッズや美術館グッズの制作など、多才な長谷川町子の画業をご紹介いたします。また、企業から発売されたサザエさんの商品も展示いたします。原画やグッズ、関連資料など約200点から、長谷川町子のイラストレーターやデザイナーとしての側面を追う展覧会です。

展覧会名: 企画展「長谷川町子のデザイン」

開催場所: 長谷川町子記念館 2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間: 2024年4月6日(土)―7月21日(日)

開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、

大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日: 月曜日(ただし4/29㈪、5/6㈪、7/15㈪は開館、4/30㈫、5/7㈫、7/16㈫は休館)

お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

収蔵コレクション展「人物を描く」
2024年4月6日(土)~7月21日(日)

今回の収蔵コレクション展「人物を描く」では、さまざまな画家による人物表現と、それらモデルとの関係性や心情までもが読み取れる作品を、当館収蔵作品の中から選りすぐって展示いたします。シャガールの愛に満ちた作品「花とエッフェル塔」、ピカソのサルタンバンク(旅芸人)シリーズの最初の作品「貧しき食事」、藤田嗣治の少女をモチーフにした「椅子に座る少女」、画家自身の娘の成長を描いた藤井勉「そよかぜ」、池田清明「初絵」、きまったモデルを描き続けた森本草介「花模様」やセピアで描かれたデッサンなどが並びます。また、特別展示として、油彩画家・岸田劉生(1891-1929)が娘・麗子を描いた作品を紹介いたします。今年は、岸田麗子(1914-1962)生誕110年の年でもあります。劉生は麗子をとてもかわいがり、その姿をあらゆる技法を用いて絵の中に留めていきました。油絵だけでも20点以上、デッサンや水彩・墨絵などは70点以上にも上ります。当館では麗子像の水彩画3点を所蔵しており、今回「麗子立像」「麗子洋装之像」「麗子」(座像)を一堂に展示いたします。また、麗子の娘である画家・岸田夏子氏の作品も併せて紹介します。

 会期中、下記の日程で、岸田夏子氏に母・麗子の人間像やその生涯を語っていただくギャラリートークも開催いたします。

展覧会名:                収蔵コレクション展「人物を描く」

開催場所:                長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間:                2024年4月 6日(土)―7月21日(日)

開館時間:                10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料:         一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日:                    月曜日(ただし、4/29(月)・5/6(月)・7/15(月)は開館、4/30(火)・5/7(火)・7/16(火)は休館 )

催し物:    ギャラリートーク 岸田夏子氏

        2024年4月20日(土)14時~ 長谷川町子美術館2階展示室 定員20名※要予約(入館者対象)

お問い合わせ:       一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

収蔵コレクション展「春よ来い」
2023年12月9日(土)—2024年3月24日(日)

田渕俊夫《早春》紙本彩色 40号 1977年

 9月の気象庁の予報では、2023年~2024年にかけての冬は暖冬傾向にあり、一時的に大雪が降る可能性があると発表されました。世界中が抱えている地球温暖化の問題は、年々深刻さを増しているように思われます。それでもやはり、暦が12月になれば、それだけで肌寒くせわしなく感じるのですから、長年染みついた人の体感というのは、そうそう変わるものではないのだなと痛感させられもいたします。

 さて、このたび長谷川町子美術館で開催いたします収蔵コレクション展「春よ来い」は、冬の寒さを耐え忍んだ後のあたたかな春を待ちわびる気持ちはもちろんですが、それだけではない、人それぞれが心に思うところの春を総称しての「春よ来い」をテーマにいたしました。いうなれば、人生の応援歌です。人は人生を四季になぞらえて、それによって救われてもまいりました。春が来て、夏になり、秋が来て、冬になる。そしてまた、春が巡ってくる。人は再生と消滅とを繰り返しながら、まるで人生の大河を渡っていく小さな笹舟のようでもあります。今回は、当館の収蔵作品788点の中から、1階展示室には吉田善彦「伊吹浅春」、田渕俊夫「早春」など冬の寒さと春の気配が感じられる作品を、2階展示室には速水御舟「山ざくら」、那波多目功一「爛漫の春」など、春を代表する花・梅や桜をモチーフに描いた作品を選りすぐって一堂に展示いたします。

 これらの作品が、皆様それぞれの「春」に呼応して、元気の原動力になりましたら幸いです。

速水御舟《山ざくら》絹本金地彩色 27.0×24.0㎝ 1925年

<開催概要>

展覧会名:                収蔵コレクション展「春よ来い」

開催場所:                長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間:                2023年12月 9日(土)―2024年3月24日(日)

開館時間:                10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料:         一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、

中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日:                    月曜日(ただし、1/8(月)・2/12(月)は開館、1/9(火)・2/13(火)は休館 )

         年末年始(2023年12月28日(木)~2024年1月5日(金))

お問い合わせ:       一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

企画展「わかめちゃん」
2023年12月9日(土)—2024年3月24日(日)

 

 「わかめちゃん」という言葉を耳にしたら、おかっぱ頭で少し短めのスカートが似合う女の子を思い浮べるのではないでしょうか。

 「わかめ」は、長谷川町子の代表作『サザエさん』の登場人物の1人です。アニメではしっかり者の優等生のイメージですが、町子が描いた「わかめ」は、子供らしい表情やしぐさが魅力の活発な女の子です。時にわがままで強情、自分の要望を通すためには仰向けになって手足をバタバタさせて泣きわめいたり家族にいたずらをして困らせたりする一方で、大人びた物言いをし、積極的にお手伝いをしてくれる、家族が大好きな優しくて良い子でもあります。

 『サザエさん』は、1946年4月22日の『夕刊フクニチ』で連載が始まり、掲載紙が変わるなどの休載をはさみながら1974年まで続きました。その間、新聞以外の仕事も抱えつつ、町子は児童向けの雑誌等で「わかめ」を主役にした短編漫画を連載していきます。それが『わかめちゃん』です。そんな多忙の中、町子は「わかめ」を主役にした絵本シリーズも手掛け、家族で立ち上げた出版社の姉妹社から発売しました。

 本展では、「わかめちゃんの魅力が伝わる」を基準として選定した、カラーを含む作品原画を中心に   連載雑誌、絵本、関連資料、グッズを展示します。また、ふと疑問に思うであろう読者視点でのモヤモヤをピックアップし、「わかめちゃんの不思議」も魅力と一緒にご紹介します。読んでいると、ぎゅっと抱きしめたくなるような可愛らしい女の子にぜひ会いに来てください。本展が、町子の描いた「わかめちゃん」の世界を、多くの方に知っていただくきっかけになることを願っております。

<開催概要>

展覧会名: 企画展「わかめちゃん」

開催場所: 長谷川町子記念館 2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間: 2023年12月9日(土)― 2024年3月24日(日)

開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、

大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

休館日: 月曜日(ただし、1/8(月)・2/12(月)は開館、1/9(火)・2/13(火)は休館 )

      年末年始(12/28(木)~1/5(金))

お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

企画展「エプロンおばさん」
2022年1月22日(土)~4月10日(日)

作品「エプロンおばさん」は1957年1月6日から1965年7月25日まで、週刊誌『サンデー毎日』に連載された短編漫画です。自宅で下宿屋を営む“おばさん”こと“敷金(しきかね)なし”を中心に、サラリーマンの夫、高校生の娘トクコ、下宿人として学生・クスノキ、探偵・鵜野目(うのめ)、浪人生・かしま、嫌味ばかり言う伊矢味らが集い、それぞれが個性を発揮しつつ和気あいあいと共同生活を送る様子が描かれています。
この作品は8年半という、「サザエさん」に次いで長い期間連載された町子の代表作の一つであるにもかかわらず、実のところあまり知名度がありません。理由は、庶民の地味な日常が描かれた作品ゆえと想像されます。しかし、コロナ禍を経験し、何はなくても無事に笑い合えることが幸せだと実感している今の私たちにこそ、この作品の輝きや底力が読み取れるのではないでしょうか。
本展では、「エプロンおばさん」の原形とも言える、町子のかつての下宿ものをはじめとして、「エプロンおばさん」の登場人物を紹介した上で、下宿ならではの物語や、1960年前後の出来事を彷彿とさせる物語等を原画でご覧いただきます。あわせて、本作連載中に町子が第8回文藝春秋漫画賞を受賞したことにも触れています。

<開催概要>
展覧会名: 企画展「エプロンおばさん」
開催場所: 長谷川町子記念館2階 企画展示室(東京都世田谷区桜新町1-30-6)
開催期間: 2022年1月 22日(土)~ 4月10日(日)
開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
入 館 料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
休 館 日: 毎週月曜日、ただし、3月21日(月・祝)は開館、3月22日(火)は休館 
お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

アニメサザエさん展「あさひが丘大運動会」
2021年10月9日(土)~2022年1月10日(月・祝)

昨年からのコロナ禍で開催を見送っていたアニメサザエさん展が、今年、ようやく開催される運びとなりました。8月には東京オリンピック・パラリンピック・甲子園が開催され、緊急事態宣言下であっても、アスリートたちの活躍に感動し、一喜一憂なさった方も多かったのではないでしょうか。それだけスポーツのもつ力というものを強く感じた夏でもありました。今年のアニメサザエさん展も運動会がテーマです。題してアニメサザエさん展「あさひが丘大運動会」。みなさんも「あさひが丘」の住民になりきって、一緒に運動会を楽しみましょう。

1階の展示室では、過去に放送されたアニメを楽しみながら、表彰台でサザエさんたちと記念撮影もできます。2階では、例年好評をいただいている「花沢不動産あさひが丘分譲」で、サザエさんの住む町あさひが丘の分譲を行っています。小さな木の家に思い思いの色を塗って、すてきなおうちを建てましょう。また、「サザエさん一家の運動会のある光景」では、原作サザエさんのエピソードを中心に、にぎやかな磯野家の運動会にまつわる出来事をカツオ君が紹介します。また、常設の「アニメの部屋」では、アニメサザエさんの制作過程をご紹介しています。運動会にまつわるアニメも御覧いただけます。

今年のアニメ展開催にあたっては、皆様の安全を守るべく、ご来館時には必ずマスクをして、三密を避けながら、できるだけ静かに楽しく過ごしていただければと思います。

そのためにも、次の3つのお約束を守ってください。

  1. 元気がありあまっているのはわかりますが、館内は走らないでください。
  2. 楽しくてしょうがないでしょうが、大きな声で話さないでください。
  3. めんどうくさいでしょうが、こまめに消毒してください。

いつか「こんなアニメサザエさん展もあったよね」と全てが楽しい思い出になりますように、長谷川町子美術館スタッフ一同、皆さんといっしょに楽しく頑張ります!

<開催概要>

展覧会名: アニメサザエさん展「あさひが丘大運動会」

開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間: 2021年10月9日(土)~2022年1月10日(月・祝)

開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、

大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始休館12/27~1/3

お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

長谷川町子生誕百年記念
収蔵コレクション展「長谷川町子が愛したものたち Ⅲ」
2021年1 月 23 日(土)~ 2021年4月 11 日(日)

長谷川町子(1920-1992)は、「サザエさん」や「意地悪ばあさん」などの漫画で得た収益をもとに、昭和30年頃から姉の毬子と美術品・工芸品の蒐集を始め、それらをより広く多くの方々にご覧いただくために、1985年11月3日、長谷川美術館をオープンいたしました。1992年、長谷川町子亡き後は、館名を長谷川町子美術館と改め、姉の毬子が館長として美術品蒐集を継続して行ってまいりました。その姉も2012年1月29日に亡くなり、長谷川姉妹によるコレクションは、この時点で終結したと言ってよいでしょう。こうして集められた作品は、日本画311点、洋画250点、工芸品195点、彫塑32点の総数788点にのぼり、年数回の収蔵コレクション展にて皆さまにご覧いただいております。

昨年の2020年、長谷川町子生誕百年を迎え、長谷川町子美術館では収蔵コレクション展「長谷川町子が愛したものたち」を開催してまいりました。当館の収蔵作品の中でも、町子が自ら蒐集に携わった1992年(町子没年)までの作品を、三回に分けてご紹介する展覧会です。今回は、その第三弾となる展示となります。今回は特に、中村清治、山中雅彦、中川一政、香月泰男の油彩画と、能島和明、牧進、吉田善彦らの日本画、また、藤原啓、藤原雄、加藤唐九郎などの陶芸作品、藤本能道の色絵磁器など、約60点の作品を一堂にご紹介いたします。どの作品も、町子の鋭い審美眼と美術品に寄せる強い愛情が感じられる作品ばかりです。

長谷川町子が見出した美の世界を、どうぞゆっくりとご堪能ください。

<開催概要>

展覧会名: 収蔵コレクション展「長谷川町子が愛したものたち Ⅲ」

開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間: 2021年1 月 23日(土)~ 2021年4月 11 日(日)

開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日: 毎週月曜日、展示替え期間、年末年始

お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

公式サイト: https://www.hasegawamachiko.jp/

長谷川町子生誕百年記念
「町子の夢、絵本の世界」
2021年1月23日(土)~4月11日(日)

「サザエさん」に代表される長谷川町子の漫画作品はご存知の方も多いと思いますが、町子が絵本も描いていたことはあまり知られていません。町子は漫画に対する情熱とともに、絵本をつくりたいという夢も抱いていました。1947年、27歳のときに初めて出版した『象のおまわりさん』をかわきりに、1950年代までに9冊の絵本を精力的に発表しています。その後漫画の仕事に忙殺されしばらく絵本から遠ざかっていたものの、「サザエさん」連載終了後の時間にゆとりができたとき、町子は再び絵本へと取り組みます。1970年代に発行された絵本は11冊。町子は生涯で20冊の絵本を世に送り出しました。

漫画とはまた違う、色彩豊かで子どもたちへのあたたかいまなざしが感じられる作品ばかりです。未公開原画を含む約80点をご紹介いたします。情緒豊かに描かれた町子の絵本の世界をお楽しみください。

<開催概要>

展覧会名:町子の夢、絵本の世界

開催場所:長谷川町子記念館 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)

開催期間:2021年1 月 23 日(土)~ 4月 11 日(日)

開館時間:10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料:一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、

大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日:毎週月曜日、展示替え期間、年末年始

お問い合わせ:一般財団法人 長谷川町子美術館  TEL03-3701-8766

公式サイト: https://www.hasegawamachiko.jp/