次会期展覧会のお知らせ(2024.4/6~7/21)

【次会期展覧会のお知らせ】

次回の展覧会は、下記の日程で展覧会を開催いたします。(両館同時開催)

2024年4月6日(土)~7月21日(日)

収蔵コレクション展「人物を描く」(長谷川町子美術館)

企画展「長谷川町子のデザイン」(長谷川町子記念館)

開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)

入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、

大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円

※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者

※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。

休館日: 月曜日(ただし4/29㈪、5/6㈪、7/15㈪は開館、4/30㈫、5/7㈫、7/16㈫は休館)

■収蔵コレクション展「人物を描く」(長谷川町子美術館)

 今回の収蔵コレクション展「人物を描く」では、さまざまな画家による人物表現と、それらモデルとの関係性や心情までもが読み取れる作品を、当館収蔵作品の中から選りすぐって展示いたします。シャガールの愛に満ちた作品「花とエッフェル塔」、ピカソのサルタンバンク(旅芸人)シリーズの最初の作品「貧しき食事」、藤田嗣治の少女をモチーフにした「椅子に座る少女」、画家自身の娘の成長を描いた藤井勉「そよかぜ」、池田清明「初絵」、きまったモデルを描き続けた森本草介「花模様」やセピアで描かれたデッサンなどが並びます。また、特別展示として、油彩画家・岸田劉生(1891-1929)が娘・麗子を描いた作品を紹介いたします。今年は、岸田麗子(1914-1962)生誕110年の年でもあります。劉生は麗子をとてもかわいがり、その姿をあらゆる技法を用いて絵の中に留めていきました。油絵だけでも20点以上、デッサンや水彩・墨絵などは70点以上にも上ります。当館では麗子像の水彩画3点を所蔵しており、今回「麗子立像」「麗子洋装之像」「麗子」(座像)を一堂に展示いたします。また、麗子の娘である画家・岸田夏子氏の作品も併せて紹介します。

■企画展「長谷川町子のデザイン」(長谷川町子記念館)

 漫画家・長谷川町子(1920-1992)は約半世紀にわたる活動において「サザエさん」をはじめとする数多くの漫画作品を生み出しました。しかし、その活動は漫画のみならず、単行本のブックデザイン、広告デザイン、グッズデザインなど多岐にわたっています。それらはコマ割りの漫画とはまた違ったタッチで色鮮やかにさまざまな技法を取り入れながら媒体によって描き分けられ、時代を超えてもまったく色あせない魅力を放っています。

 本展では、長谷川町子の仕事における高いデザイン性に注目し、新聞連載や雑誌連載でのタイトルデザインや自著の挿画や装幀を手がけたブックデザイン、企業や公官庁の広告、姉妹で興した出版社「姉妹社」のノベルティグッズや美術館グッズの制作など、多才な長谷川町子の画業をご紹介いたします。また、企業から発売されたサザエさんの商品も展示いたします。原画やグッズ、関連資料など約200点から、長谷川町子のイラストレーターやデザイナーとしての側面を追う展覧会です。