収蔵コレクション展「日本美術院の画家たち」

2017年12月9日(土)~2018年2月12日(月・祝)

企画展示 : 収蔵コレクション展 「日本美術院の画家たち」

併  設 : -長谷川町子原作展-「新やじきた道中記」

日本美術院は、東京美術学校の設立に貢献した初代校長・岡倉天心が、同校を排斥され辞職した際、その志に賛同した美術家達と共に結成した美術研究団体です。その活動は、従来の日本画の流派に反対し、洋画の手法を取り入れながら近代日本画に新しい風を吹き込もうとするものでした。今回の収蔵コレクション展「日本美術院の画家たち」では、日本美術院に活動の拠点を置き、日本独自の絵画に新たな可能性を見出し続けた画家達にスポットをあて、当館所蔵の作品の中から選りすぐりの作品をご紹介いたします。

 また、2階の町子コーナーでは、長谷川町子原作展「新やじきた道中記」を開催いたします。十返舎一九の「東海道中膝栗毛」をもとに、町子なりの世界観で描き下ろした「新やじきた道中記」は、週刊朝日に連載され、後に単行本にまとめられました。なぜか、途中にサザエさん一家まで登場するこの作品は、昭和27年に大映により映画化、上映されました。町子の漫画の中でも異色な作品と言えるでしょう。併せてお楽しみください。