2025年9月20日(土)は桜新町ねぶた祭りの開催のため、長谷川町子美術館・記念館の駐車場と駐輪場がご利用いただけません。
周辺では交通規制も行われますので、公共交通機関をご利用いただくか、近隣のコインパーキングや駐輪場をご利用ください。
ご不便をおかけし大変申し訳ございませんが、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
また、当館の前ではサザエさん焼きやサザエさんかき氷が出店されます。
展覧会とともにお楽しみください。


2025年9月20日(土)は桜新町ねぶた祭りの開催のため、長谷川町子美術館・記念館の駐車場と駐輪場がご利用いただけません。
周辺では交通規制も行われますので、公共交通機関をご利用いただくか、近隣のコインパーキングや駐輪場をご利用ください。
ご不便をおかけし大変申し訳ございませんが、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
また、当館の前ではサザエさん焼きやサザエさんかき氷が出店されます。
展覧会とともにお楽しみください。
2025年9月28日(日)に講演会を開催いたします。
詳細は催しものをご参照ください。
講演会「戦争と長谷川町子―サザエさん誕生のひみつ―」
【日時】 2025年9月28日(日) 13時30分~(2時間程度)※時間は変更となる場合があります
【講師】 有馬 学 氏(九州大学名誉教授)
【会場】 桜新町区民集会所(東京都世田谷区桜新町1-30-14・美術館より徒歩1分)
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【定員】 50名
【参加方法】 電話 03-3701-8766 にて事前申込。
参加を希望される方の氏名、お住まい、ご連絡先をお伝えください。
入場無料。
【持ち物】お履き物(講演会会場内が土足厳禁のため)
【お問い合わせ】 一般財団法人 長谷川町子美術館 TEL 03-3701-8766
【注意事項】
・本講演会は企画展関連イベントです。展示内容とあわせてお楽しみください。なお、企画展をご覧いただくには別途入館料が必要です。各種入館料は利用案内をご確認ください。
・会場内は土足厳禁です。お履き物のご持参を推奨しております。
・講演会中は、スマートフォンや携帯電話はマナーモードに設定してください。その他、音のなる電子機器は音が鳴らない設定にするか、電源をお切りください。
・当館スタッフが記録用に写真撮影、動画撮影をおこないます。それ以外の方は、講演会中の撮影、録画、録音は禁止とさせていただきます。
・講演開始時間の30分前から会場入り口にて受付開始予定です。
・全席自由席です。
・貴重品はお客様ご自身で管理をお願いいたします。
・予約を取り消す場合は、再度お電話にてご連絡ください。
2025年7月22日(火)ー8月1日(金)の期間、長谷川町子美術館・長谷川町子記念館ともに展示替えのため全館休館となります。
購買部(ショップ)・喫茶部(カフェ)もあわせてお休みとなりますので、何卒ご了承ください。
なお、次会期の展覧会は
2025年8月2日(土)ー11月24日(月・祝)
を開催いたします。
みなさまのご来館をお待ちしております。
長谷川町子は無類の動物好きで、犬や猫はもちろん、サル、リス、九官鳥などを飼い、その人生のほとんどを動物たちと共に過ごしてきました。捨てられた動物を見捨てることが出来ずにひろってきては、家族に顰蹙を買いながらも慈しみ育て、最後まで看取り、その度に悲しみに打ちひしがれるという所業を繰り返してきたのです。晩年は、当時飼っていた猫たちの行く末を案じ、かかりつけの獣医に頼み、安心して猫たちが過ごせる引き取り手を探すこともしていました。そんな動物たちに注がれた愛情は、町子の作品の中にも見て取れます。今回の収蔵コレクション展「動物ワールド」では、町子のするどい観察眼とユーモアによって制作された動物作品を一堂に会します。また、収蔵作品の中から、様々な画家によって描かれた動物たちの絵やブロンズ・木・磁器などで制作された立体物も展示紹介します。鳥が大好きで、自宅の敷地内に多くの鳥を飼っていた上村淳之の作品「晴れ間」「雪中小禽」、動物園の動物を取材し、その形を使って自分を表現している鈴木一正「SNOW LEOPARD」「WHITE BEAR」、子犬や子猫などの可愛らしさを温もりのある木彫で表現する長納魚竹「仔猫」、ドイツのマイセン磁器製作所で作られた動物作品「金の鈴の青いカラーのパグ」「ロシアングレイハウンド」、これらアール・ヌーヴォー期の動物作品は、模様から表情まで、動物のしなやかさを表現することに成功し、リアルさと愛らしさを見事に両立させています。
夏休み、そして秋の行楽シーズンに、大人もこどもも、家族そろって楽しんでいただける展覧会です。
<開催概要>
展覧会名: 収蔵コレクション展「動物ワールド」
開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
開催期間: 2025年8月2日(土)―11月24日(月・祝)
開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
休館日: 毎週月曜日(ただし、8/11・9/15・9/23・10/13・11/3・11/24(月)は開館、8/12・9/16・10/14・11/4(火)は休館)
今年2025年は戦後80年という節目の年。それに伴い、長谷川町子が漫画家としてデビューした1935年から終戦までに手掛けた作品を中心にご紹介します。
戦時下における出版物に対する厳しい表現規制や、戦意高揚のための内容統制は、児童向け作品にも及びました。このような状況を目の当たりにした当時の漫画家たちの胸中には、様々な感情や想いが渦巻いていたことでしょう。長谷川町子もそのうちの一人。そのような状況下でも、町子は自身の作品づくりの芯を貫き通し、読者、特にこどもに向けた作品を描き続けました。その姿勢は漫画家としての意地と、戦争に対してのささやかな抵抗も含まれていたように感じられます。
本展では町子戦時中に描いた作品や軍需工場のルポ記事、それに加えて戦後の生活を描いた作品を一挙に公開します。戦中に求められた作品と、戦後の作品の内容や表現の変化にも注目しながらご覧ください。また、町子が残した作品と当時の記事から、戦争というものを改めて知り、考える機会となれば幸いです。
<開催概要>
展覧会名: 企画展「町子の仕事-戦時中の作品を中心に-」
開催場所: 長谷川町子記念館 2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
開催期間: 2025年8月2日(土)―11月24日(月・祝)
開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、
大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
休館日: 月曜日(ただし祝日である8/11,9/15,10/13,11/3,11/24は開館、代わりに翌火曜日の8/12,9/16,10/14,11/4は休館)
関連イベント: 講演会「戦争と長谷川町子―サザエさん誕生のひみつ―」
日時 2025年9月28日(日) 13:30~(2時間程度)※時間は変更となる場合があります
講師 有馬 学 氏(九州大学名誉教授)
会場 桜新町区民集会所(東京都世田谷区桜新町1-30-14・美術館より徒歩1分)
定員 50名
参加方法 電話にて事前申込。参加費不要。
※申込方法、詳細等は催しものをご確認ください。
お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館 TEL 03-3701-8766
2025年6月7日(土)
長谷川町子記念館 ミーティングルーム
講師:下中 菜穂 氏(造形作家。もんきりと伝承切り紙研究家。昭和のくらし博物館副館長。)
造形作家、もんきりと伝承切り紙研究家であり、「こより」にも造詣が深い下中菜穂先生をお招きして、「こより」のワークショップを開催しました。
長谷川町子は「こより」細工をモチーフにしたイラストを多く描いていましたが、中でも『新やじきた道中記』の単行本には最も多くのこより細工の挿絵が描かれています。そんな町子さんが好きだったこよりのことをもっと深く知りたい!と、企画展にあわせて開催しました。
みんなで自己紹介をした後、まずは下中先生がこよりのさまざまな呼称と用途を、実物を交えて教えてくださいました。かつては書類を綴じたり、値札に使われたり、七夕の短冊や元結、キセルの掃除など昔からこよりがさまざまな日常のシーンで使われていたことを知りました。
そして、いよいよこより作りの開始!
細く切った和紙を両手の親指と人差し指を同時に動かし、集中して慎重に撚(よ)っていきます。一見簡単なようでも、ピンと立つ美しいこよりを作るのには何度も練習が必要です。
慣れてきたら色とりどりの和紙で挑戦。美しい和紙を前に、どの色にしようかと迷ってしまいます。
いくつもこよりを撚って慣れてきたら、次のステップへ。当初の予定では、和紙の帳面を制作する予定でしたが、先生が見せてくださったこより細工の「こより犬」を目にすると、皆さんこちらを作りたい!と希望され、「こより犬」作りから始めることになりました。「こより犬」はまさに町子さんのイラストにも登場しているものです。
長く撚ったこよりを半分に折り、さらに撚って作る「こより犬」。ちょっと苦戦しながらも皆さんが思い思いに作られた「こより犬」はシンプルながらも味わいがあって、とってもかわいい!
続いては、帳面作りです。
和紙を束ねたものに千枚通しで穴を開け、自分で作ったこよりでまとめます。こよりの結び方も蝶結びにしたり輪っかを作ったりと個性が出て、それぞれ素敵な帳面ができました。
長谷川町子の作品の中には現代ではなかなか見られなくなった昭和の暮らしが描かれています。暮らしに必要な手仕事であったと同時に手遊びにもなるこよりは、まさにこれからも大切にしたいものの一つです。また、下中先生からは「昔の手仕事を知り、昔からあるものをうまく生かすことはエコにつながる」とも教えていただきました。
終始和気あいあいとした雰囲気の中で、大切にしたい昔の手仕事に触れることができた素敵なワークショップでした。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とは、昔から美人を形容して言われた言葉ですが、実際これらの花は、多く画題にも取り上げられてきました。ことに牡丹は、日本画・洋画を問わず、様々な画家がその美しさに魅せられて作品にしています。まるで薄衣を着せたような花びらが幾重にも重なり、大輪の花を咲かせる姿は、その花言葉にもあるように、王者の風格を感じさせます。その一方で、ほのかに色づくはかなげな花びらは恥じらいさえも感じさせる魅惑的な花です。そして、その種類の多さから、真夏を除いて様々な季節で私たちを楽しませてくれる花でもあります。今回は当館の収蔵作品の中から、牡丹を画題にした作品を選りすぐって展示いたします。
福島県須賀川市の牡丹園に毎年取材して描いた松尾敏男の「朧」、雨上がりの庭にひっそりと花ひらく白牡丹を描いた山口華楊「雨歇む」、はらはらと降る雪の中に咲く牡丹を描いた那波多目功一「雪舞」、墨の濃淡で美しく描かれた加山又造「墨牡丹」、花瓶にいけられた紅白の牡丹をリアルに油彩で描写した山名将夫「牡丹」、白牡丹をまるで夢の中の幻影のように水彩で描いた藤井勉「夢幻」などの絵画作品と、他に、牡丹を題材にした色絵磁器や鍛金作品を展示いたします。
画家たちを魅了してやまない牡丹の魅力を、存分に感じていただける展覧会です。
<開催概要>
展覧会名: 収蔵コレクション展「牡丹に魅せられて」
開催場所: 長谷川町子美術館 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
開催期間: 2025年4月5日(土)―7月21日(月・祝)
開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、大学生・高校生 500(400)円、
中学生・小学生 400(300)円
※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
休館日: 毎週月曜日(ただし、5/5(月)・7/21(月)は開館、5/7(水)は休館 )
催し物: 未定
お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館 TEL03-3701-8766
歌舞伎や時代劇が好きだった長谷川町子が初めてマゲモノの連載に挑戦した漫画作品、それが「新やじきた道中記」です。江戸時代に書かれた十返舎一九の「東海道中膝栗毛」をアレンジしたもので、やじさんときたさんの江戸から伊勢までのゆかいな旅が描かれています。原作を彷彿とさせるエピソードも盛り込みつつ、町子ならではの滑稽で楽しい旅が繰り広げられ、途中でサザエさん一家も登場します。この「新やじきた道中記」は1951(昭和26)年11月4日から1952(昭和27)年12月28日まで『週刊朝日』に連載され、のちに姉妹社から全2巻で単行本化されました(1952・1953年発行)。また、約20年後には改訂版も出版しています(1971・1972年発行)。
連載当時は今よりも「東海道中膝栗毛」という作品が周知され人気を博していた時代であり、長谷川町子がアレンジした本作品も誌面で高い人気を得ました。それは本作品を元にした映画「新やじきた道中」(1952年/配給・大映)が公開されたことからもわかります。映画はしゃべくり漫才の祖として人気を博した花菱アチャコ・横山エンタツのコンビを起用した話題作でした。
本展では、「新やじきた道中記」全58話のうち現存する57話分の原画を一挙公開いたします。中でも最終話を含む3話は単行本未収録のため、今となってはなかなか目にすることができないものです。また映画「新やじきた道中」や、かるたなどの関連資料もあわせてご紹介いたします。長谷川町子が描いたやじさんきたさんの珍道中の全貌をどうぞこの機会にご覧ください。
<開催概要>
展覧会名: 企画展「新やじきた道中記」
開催場所: 長谷川町子記念館 2階 企画展示室 (東京都世田谷区桜新町1-30-6)
開催期間: 2025年4月5日(土)―7月21日(月・祝)
開館時間: 10時~17時30分(受付締切16時30分)
入館料: 一般 900(800)円、65歳以上800(700)円、
大学生・高校生 500(400)円、中学生・小学生 400(300)円
※()内は20名様以上の団体、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者
※美術館・記念館の両館をご覧いただけます。
休館日: 月曜日(ただし5/5(月)、7/21(月)は開館、5/7(水)は休館)
関連イベント: 暮らしの手仕事を取り戻す 「こより」ワークショップ
2025年6月7日(土) 午前の部10:00~/午後の部14:00~ 各回定員8名(要予約)
講師 下中菜穂氏(造形作家。もんきりと伝承切り紙研究家。昭和のくらし博物館副館長。)
対象者:小学3年生以上、 材料費:800円
※詳細が決まり次第ホームページでご案内いたします。
お問い合わせ: 一般財団法人 長谷川町子美術館 TEL03-3701-8766